UKのBGOから、66年~68年の4枚のアルバム未収シングル両面8曲をボーナスで加えての、01年新規リマスターでのリシュー。クーバスはリヴァプール出身のグループで、元サンダービーツ、元ロイ・モントロース&ザ・ミッドナイツ等のメンバー達によって62年に結成されている。63年からドイツを中心にクラブ・サーキットで名を上げ、ビートルズ ・ タイプのバンドをリクルートしていたブライアン・エスプタインと64年にメネージメント契約した。本作は、69年にUKコロムビアからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーは、スチュワート・リースウッド、ロイ・モリス、キース・エリス(ex.VDGG,ジュシー・ルーシー,ボクサー)、トニー・オライリーの4人編成、プロデュースはデヴィッド・パラモア。全体に、ビートルズ的なポップネスを基調とした、サージェント・ペパーズ・シンドローム系のテクニカラー・ポップ・サイケを展開していて、アート・ロック、ブルース、プログレをサイケで括った出来のよいサウンド。例えば、ブロッサム・トゥズのファーストやジュライ、トゥモロウ辺りにも近似する印象で、ブイブイ系のベースを始めとして全員演奏も上手い。ヘヴィなハードネスがガツンとくる、1曲目の「ロイストン・ローズ」がともかくも突出してカッコよく、他はメロトロンやSEを交えたアート・ロック調のソフト・サイケなので、全てに1曲目のようなハードネスを期待するとスカされるが、人懐っこいメロディとヒャラヒャラしたサイケ感のバランスがよくて、ブイブイ系のベースのハマり方も面白い。1曲目も他のアート・ロック・ナンバーも出来はよく、ハード&ソフト・サイケ愛好家どちらも楽しめると思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Psyche/Art Rock,Blues,Hard / Jewel-case CD(2001 Re-master) / BGO/UK)
Stu Leathwood(vo,g)
Roy Morris(g,vo)
Keith Ellis(b,vo)
Tony O'Riley(ds)
Produced by David A.Paramor
収録曲目
01.Royston Rose
02.Where Are The Friends?
03.Constantly Changing
04.Here's A Day
05.Fade Forever
06.Barricades
07.A Little Piece Of My Heart
08.Gold Leaf Tree
09.Mr. Claire
10.Circus
bonus track(single):
11.Sweet Music ('66)
12.Face ('66)
13.Sally ('67)
14.Champagne & Caviar ('67)
15.Gypsy Fred ('67)
16.City Girl ('67)
17.First Cut Is The Deepest ('68)
18.Walking Out ('68)