UKのエソテリックから、22年リマスター&3面開きデジパック&2CDでのリリース。500枚限定プレス。ヘンリー・ロウザーはレスターシャー州レスター出身の管楽器奏者&アレンジャーで、トランペット&コルネットをメインに、グラハム・コリアーやマイケル・ガリック、ボブ・ダウンズ・オープン・ミュージック、キース・ティペットズ・アークから、マンフレッド・マン、ブルースブレイカーズ、C.C.S.(コレクティヴ・コンシャスネス・ソサエティ)や、キーフ・ハートリー・バンド、ロコモーティヴ、ホークローズ等々まで、ブリティッシュ・ジャズ&ジャズ・ロックやブルース・ロック系の数多のアルバムに参加している。本作は、74~78年におけるヘンリー・ロウザーズ・クォータニティー名義の初出未発表スタジオ・ライヴ音源をコンパイルした2枚組で、メンバーは、ロウザー、ギルガメッシュ等のフィル・リー、レンデル・カー・クインテット等のデイヴ・グリーンとトレヴァー・トムキンスの4人を基本に、76年はアート・シーメン(ex.グラハム・コリアー,etc)、78年はアラン・ウェイクマン(ex.マイク・ウェストブルック,ソフト・マシーン,etc)が参加(78年はベースがクリス・ローレンスという情報もあり)、プロデュースはジョン・サーロウ。ロウザーのトランペット&ヴァイオリン、リーのギターを軸とした、ジャズとジャズ・ロックの狭間的サウンドを展開していて、ユーロ・ジャズ調のくぐもり感とカンタベリー調のサイケ感、煮え切らないジャズ・ロック感が妙な塩梅で交叉。リーのギターは、ギルガメッシュよりはジャズ寄りの印象だが、時折聴こえるロウザーのヴァイオリンと共に独特の味わいを生んでいて、空間の多いアンサンブルも面白い。インプロのハマりもカッコよく、ブリティッシュ・ジャズ系の好盤と思う。
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輸入盤/限定500枚プレス
(Progressive/Jazz Rock,Psyche,Canterbury / Jewel-case 2CD(2022 Re-master) / Jazz In Britain/UK)
Henry Lowther(tp, fl-hrn,vln)all
Phil Lee(g)all
Dave Green(b)all
Trevor Tomkins(ds)all
Art Themen(sax)76
Alan Wakeman(sax)78
Chris Laurence(b)78
Produced by John Thurlow
収録曲目
(CD1):
"June 1974":
1.Start Right
2.Never Never Land
3.Chinese Wand
4.Third World Song
"April 1976":
5.Jack And John
6.Your Eyes Are Love
7.The Story So Far
8.A Night In Amnesia
(CD2):
"November 1976":
1.No Surprises
2.Your Dancing Toes
"July 1978":
3.Zemlja
4.Richie Street N1
5.Third World Song