国内のマーキー/ベル・アンティークから、「ラヴァーズ」の未発表ピアノ・ソロ・ヴァージョン1曲をボーナスで加えての、SHM-CD&13年新規リマスター、ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様で、SHM-CD&新規リマスターによりサウンドに奥行きが出ていてよい音質。ロバート・ジョン・ゴドフリーはケント州出身のキーボーティスト兼コンポーザーで、何よりエニドでの活動で知られていると思う。幼少の頃からクラシック音楽教育を受け、69年にバークレイ・ジェームス・ハーヴェストのアレンジャー兼コンポーザーとして音楽活動をスタートさせた。本作は、エニド結成以前の74年にUKカリスマからリリースされたソロ名義ファースト・アルバムで、邦題は「ハイペリオンの没落」。クレジット・メンバーは、全てのキーボードと監督のゴドフリーを中心に、クリストファー・ルイス、ジム・スコット、ニール・テトロワ、トリスタン・フライ、ロニー・マクレアの6人で、プロデュースはニール・スレイヴン、スリーヴ・デザインはヒプノシス、イラストはフェイス。全体に、耳触りのよいクラシカル・プログレを展開していて、エレガントかつ流暢なキーボードを駆使した、ともかくも壮大でドラマティックなサウンド。楽曲は適度にキャッチーで洗練感も十分、チャーチ・オルガンも含めたキーボード、ヴィブラフォン、ギターを中心としたオーケストレーションに、ルイスのジェントリーで丸いボーカルも上手くハマっていて、奇麗で流れるような美しいサウンド。ボーカルが入らなければかなりエニド的な部分も多く、シンフォニック然とした印象の好盤と思う。エニドが好きな人は勿論、シンフォニック・プログレ愛好家なら十分に楽しめるのでは。
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マーキ-盤/国内プレス(Japanese-pressing CD)/デッドストック入荷
(Progressive/Classic,Symphonic / Paper-Sleeve SHM-CD(2013 Re-master) / Belle Antique/Japan)
Robert John Godfrey(kbd)
Christopher Lewis(vo)
Jim Scott(g)
Neil Tetlow(b)
Tristan Fry(per)
Ronnie McCrea(per)
Produced by Neil Slaven
収録曲目
1.The Raven/大鴉
2.Mountains/山々の上
3.Water Song/水の歌
4.Isault/イゾルデ
5.The Daemon Of The World/ザ・デーモン・オブ・ザ・ワールド:
a)The Arrival Of The Phoenix/不死鳥の到来
b)Across The Abyss/奈落の底を超えて
c)The Daemon/ザ・デーモン
d)The Wanderer/放浪者
e)IHS/キリストのモノグラム
f)Tuba Mirum/奇しきラッパの響き
bonus track:
6.The Lovers/ラヴァーズ (piano solo version 1975)