(中古/USED CD):89年のUK/ドイツ・ポリドール盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (黄バミ感有) / DISC=A-- (スリ傷有、再生に影響なし)
ザ・フーはロンドン出身のグループで、ロジャー・ダルトリーが在籍していたザ・ディトゥアーズを母体としている。61年にジョン・エントウィッスル、62年にピート・タウンゼントが加入、シカゴ・ブルース系のレパートリーを中心に活動するが、ザ・ディトゥアーズというバンドが他にもいたため64年にザ・フーに改名した。改名間もなくキース・ムーンが加入、フォンタナ・レコードと契約の際にハイ・ナンバーズに再改名して、モッズ系ビート・バンドとして64年7月にデビューするがセールス的に失敗。その後、EMIのオーディションでシェル・タルミーとのプロデュース契約に成功、64年11月にザ・フーとして再デビューした。解説不要のブリティッシュ・ロック&ビート系のビッグ・ネーム。本作は、73年にUKトラックからリリースされたセクス・アルバムで、『60年代中頃のロンドンを舞台に、多重人格のモッズ青年が主人公のロック・オペラ』として制作された、タウンゼント考案のトータル・コンセプト・アルバム。ストーリーを追うイメージ写真と歌詞掲載の50ページに及ぶブックレット付、分厚い旧2枚組用プラケース仕様。メンバーは、前述のダルトリー、タウンゼント、エントウィッスル、ムーンの4人編成で、バンド、グリン・ジョンズ、ジョン・アストリーの共同プロデュース。映像的なイントロダクションから、ハードな「リアル・ミー」に突入する冒頭で既に素直にカッコいいが、全体にキーボードをサポートで織り交ぜたプログレ的要素が上手くハマっていて、非常に濃密かつ重厚なサウンド。その意味では、普段はザ・フー方面を敬遠しているプログレ系リスナーも、案外楽しめる好盤と思う。余談だが、この後79年にフランク・ロッダム監督「さらば青春の光」として映画化された(フリップの奥さんのトーヤや、ポリスのスティング出演)。旧西ドイツ・プレス盤
輸入盤
(Psyche/Blues,Progressive,Hard / Jewel-case 2CD(1989) / Polydor Records/UK,German)
Roger Daltrey(vo)
Pete Townshend(g,kbd,vo)
John Entwistle(b,horns,vo)
Keith Moon(ds,per,vo)
Produced by The Who, Glyn Johns, Jon Astley
収録曲目
(CD1):
01.I Am The Sea
02.The Real Me
03.Quadrophenia
04.Cut My Hair
05.The Punk And The Godfather
06.I'm One
07.The Dirty Jobs
08.Helpless Dancer
09.Is It In My Head?
10.I've Had Enough
(CD2):
01.5:15
02.Sea And Sand
03.Drowned
04.Bell Boy
05.Doctor Jimmy
06.The Rock
07.Love, Reign O'er Me