(中古/USED CD):06年の日本P・ヴァイン盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
ホワイト・マジックは、元クイクゾティックのミラ・ビロットが、アイダのミギー・リトルトンやブライトブラック・モーニング・ライトのアンディ・マクレオド等と共に02年にニュー・ヨークで結成したユニット。本作は、04年の6曲入EP「スルー・ザ・サン・ドア」に続き、06年にUSAドラッグ・シティからリリースされたファースト・アルバムで、テクスチャー紙&見開き紙ジャケ仕様、インサート&リリック・ブックレット入、ドラッグ・シティ盤にP・ヴァインがオビ・解説を付けた国内流通盤、邦題は「ダット・ローサ・メル・アピーブス」、ライナーは岡村詩野、歌詞対訳付。メンバーは、ミラとダグラス・ショウ(ex.ハイライフ,etc)を軸に、ティム・バーンズ(ex.エセックス・グリーン,プルマン,テキスト・オブ・ライト,etc)、ジム・ホワイト(ex.ダーティー・スリー,etc)、カレン・ルブラン、サマラ・ルベルスキー等々が曲によって適時参加、プロデュースはジョー・ブレイニー。概ね、ストレンジ・アシッド・フォーク方面と呼べる印象で、アメリカ東海岸的ポスト・ロックの残滓とヨーロッパ的退廃感が、煮え切らないネオ・フォーク色に収束。ちょっと白痴っぽいエロさを内包した、アンニュイなミラのボーカルは独特で、ピアノ、ギター、オルガン、メロディカ、ヴァイオリン、ドラム等による、ローファイ感を装ったシンプルなバックのアンサンブルも面白い。この線としては、肯定的ニュアンスが流していて心地好い好盤と思う。
P・ヴァイン盤/USAプレス(USA-pressing CD)
(Acid Folk/Psyche,Strange,Post Rock / Paper-Sleeve CD(2006) / P-Vine,Drag City/Japan,USA)
Mira Billotte(vo,g,p,mldca,kbd)
Douglas Shaw(org,g,per,gong)
Tim Barnes(ds,per,bell)
Jim White(ds)
Karen LeBlanc(acdn)
Chris Rael(sitar)
Samara Lubelski(vln)
Produced by Joe Blaney
収録曲目
01.The Light
02.Hear My Call
03.Childhood Song
04.What I See
05.All The World Wept
06.Dat Rosa Mel Abipus
07.Sun Song
08.Hold Your Hand In The Dark
09.Katie Cruel
10.Sea Chanty
11.Palm And Wine
12.Song Of Solomon