(中古/USED CD):89年の日本フォノグラム盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (シミ微少) / DISC=A
ストロベリー・パスは、元フィンガーズの成毛滋と元ジャックス、フード・ブレイン等のつのだひろが、71年に新たに結成したグループというかユニットで、フライド・エッグはその後進バンド。本作は、『伝説の日本のロック・コレクターズ』の『ハード・ロック創世記』シリーズの1つで、「メリー・ジェーン物語」と題して、ストロベリー・パスとフライド・エッグの全3枚のアルバムからセレクトしたコンピレーション盤。89年デジタル・マスタリング音源、歌詞掲載ブックレット付。内容は、1〜4曲目が71年ストロベリー・パス唯一のアルバム「大烏が地球にやってきた日」で、メンバーは成毛とつのだの2人を核に、曲によって江藤勳、柳ジョージが適時参加、5〜11曲目が72年フライド・エッグのファースト「ドクター・シーゲルのフライド・エッグ・マシーン」、12,13曲目が72年セカンド「グッバイ」で、メンバーは成毛、つのだ、高中正義のトリオ編成、プロデュースは成毛、本城正治、渡辺忠孝。ストロベリー・パスの方がハード色、フライド・エッグの方がプログレ色が強いといえなくもないが、概ねどちらもサイケの残滓を隠し味としたハード、プログレ、ニュー・ミュージック辺りの折衷サウンドという印象。高中のベースが加わるフライド・エッグも含め、達者かつ流暢な成毛のギター&キーボード、ドカスカでハマりのよいつのだのドラム&ボーカルを軸としたアンサンブルは、わりとギラギラ感十分で素直にカッコいい。ユーライア・ヒープ、ブラック・サバス、キング・クリムゾン、ELP、ジミ・ヘンドリックス辺りのエッセンスを感じるのも一興と思う。余談だが、それにしてもこのシリーズは誤植が多い。
国内盤
(Progressive/Psyche,Hard,New Music, / Jewel-case CD(1989 Re-master) / Nippon Phonogram/Japan)
Shigeru Narumo/成毛滋(g,org,p,syn,kbd,b,effects)all
Hiro Tsunoda/つのだひろ(ds,per,vo)all
George Yanagi/柳ジョージ(vo)STRAWBERRY PATH
Isao Eto/江藤勳(b)STRAWBERRY PATH
Masayoshi Takanaka/高中正義(b,g,vo)FLIED EGG
Produced by Masaharu Honjo/本城正治, Shigeru Narumo/成毛滋, Tadataka Watanabe/渡辺忠孝
収録曲目
"STRAWBERRY PATH/When The Raven Has Come To The Earth/大烏が地球にやってきた日 (1971/only)":
01.I Gotta See My Gypsy Woman/アイ・ガッタ・シー・マイ・ジプシー・ウーマン
02.Woman Called Yellow "Z"/イエロー "Z"
03.Maximum Speed Pf Muji Bird: Leave Me Woman/45秒間の分裂症安息日リーヴ・ミー・ウーマン
04.Mary Jane On My Mind/メリー・ジェーン・オン・マイ・マインド
"FLIED EGG/Dr. Siegel's Fried Egg Shooting Machine/ドクター・シーゲルのフライド・エッグ・マシーン (1972/1st)":
05.Dr. Siegel's Fried Egg Shooting Machine/ドクター・シーゲルズ・フライド・エッグ・マシーン
06.Rolling Down The Broadway/ローリング・ダウン・ザ・ブロードウェイ
07.I Love You/アイ・ラヴ・ユー
08.Burning Fever/バーニング・フィーバー
09.Oke-Kus/オケカス
10.Someday/サムディ
11.Guide Me To The Quietness/ガイド・ミー・トゥ・ザ・クワイトネス
"FLIED EGG/Good Bye/グッバイ (1972/2nd)":
12.Five More Pennies/ファイヴ・モア・ペニーズ
13.Goodbye My Friends/グッバイ・マイ・フレンズ