(中古/USED CD):89年の日本ポリドール盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
ヴァンゲリスは、ギリシャのヴォロス出身のキーボード/シンセサイザー奏者兼コンポーザーで、「ブレードランナー」や「1492 コロンブス」等々の多くのサントラでよく知られている世界的に著名なビッグ・ネームだが、プログレ系リスナーにはアフロディティス・チャイルドのメンバーとしてもお馴染みと思う。本作は、70~80年における映画のサウンドトラックを軸にセレクトされたコンピレーション/ベスト盤で、邦題は「ブレードランナー/ザ・ベリー・ベスト・オブ・ヴァンゲリス」、ライナーは河原晶子、英文ライナー付。プロデュースやアレンジも含め全てヴァンゲリス1人による制作で、内容は、1,8曲目が82年「ブレードランナー」、2曲目が82年「ミッシング」、3,4曲目が76年「野生の祭典(抜粋)」、7曲目が83年「南極物語」、9,10曲目が84年「バウンティ/愛と反乱の航海」、12曲目が73年「動物の黙示録」、13,14曲目が81年「炎のランナー」のサントラで、5,6曲目は79年アルバム「チャイナ」、11曲目は80年アルバム「流氷原」収録曲。一聴してそれと判るシンセの音色やエキゾティックなメロディ、クラシック色内包の上等なシンフォニック・プログレ調アレンジ、タンジェリン・ドリームやクラウス・シュルツェ辺りのベルリン・スクール系方面とは一味違うシーケンサーやホワイトノイズのあしらい方などなど、シンセ・ミュージックとプログレの両方の要素が上質なマッチングで同居。本作のセレクトは、巷でもわりと知られた著名ヒット曲も多く、それなりにエッセンスを把握出来る好ベストと思う。
国内盤
(Psyche/Electronics,Symphonic,Progressive / Jewel-case CD(1989) / Polydor/Japan)
Vangelis Papathanassiou(kbd,syn,per,all-instruments)
Produced by Vangelis Papathanassiou
収録曲目
01.End Titles From Blade Runner/ブレードランナー (エンド・タイトルズ)
02.Main Theme From Missing/ミッシング (メインテーマ)
03.L'Enfant/子供
04.Hymn/讃歌
05.Chung Kuo/チャイナ
06.The Tao Of Love/タオ・オブ・ラヴ
07.Theme From Antarctica/南極物語
08.Love Theme From Blade Runner/ブレードランナー (ラヴ・テーマ)
09.Opening Titles From Mutiny On The Bounty/ミュティニイ・オン・ザ・バウンティ (オープニング・タイトルズ)
10.Closing Titles From Mutiny On The Bounty/ミュティニイ・オン・ザ・バウンティ (クロージング・タイトルズ)
11.Memories Of Green/メモリーズ・オブ・グリーン
12.La Petite Fille De La Mer/海辺の少女
13.Five Circles/五輪
14.Titles From 'Chariots Of Fire/炎のランナー