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(中古/USED CD)：93年のドイツEMI/ハーヴェスト盤／輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION)：SLEEVE=A / DISC=A- (スリ傷少、再生に影響なし)
トリアンヴィラートはケルン出身のグループで、ユルゲン・フリッツが中心となって69年に結成されている。SFFやトリトーナス等々とともにジャーマン・ロックのザ・ナイス、ELPフォロワーとして、日本でもわりと知名度のある存在と思う。本作は、77年にドイツのハーヴェストからリリースされたフィフス・アルバムで、ニュー・トリアンヴィラート名義でのリリースだった。93年の初CD化盤。メンバーは、前作からのフリッツ、バリー・パーマー(ex.サテン・ホエール)の2人に、新たにディーター・ペーテライト、カート・クレス(ex.オレンジ・ピール,パスポート,アトランティス,CCC,etc)を加えた4人編成を基本に、曲によってフリッツのアレンジによるストリング＆ホーンやコーラス隊が入る。エンジニアはコニー・プランク。タイトル通り、古代ローマのベスビオ火山の噴火によって消滅した、都市国家ポンペイをモチーフにしたコンセプト・アルバムで、基本的には従来のELPフォロワー路線を基調とした典型的なシンフォニック・プログレを展開。概ね、フリッツのエマーソン・ライクなオルガンとシンセ、クラシカルなピアノの独壇場的様相だが、クレスの達者なドラムがプログレ然としたアレンジをよくフォローしていて、バカテク系の安定した演奏はともかくも流暢で上手い。前作辺りから顕われて来た、AOR方面の洗練されたポップネスもいい塩梅で溶け込んでいて、このエレガントなドラマティック＆キャッチーさは、日本のシンフォニック・プログレ系愛好家にはわりとツボかも知れない。
輸入盤
(Progressive/Symphonic,Classic,Pops / Jewel-case CD(1993) / EMI/Harvest/German)
Jurgen Fritz(org,p,syn,el-p,kbd,per)
Barry Palmer(vo)
Dieter Petereit(b)
Curt Cress(ds,per,el-per)
Sondra(vo)
Ulla Wiesner(vo)
Brigitte Witt(vo)
Hanna Dolitzsch(vo)
Conny Plank(engineer)
String & Horn Section, & Others
Producerd by Jurgen Fritz
収録曲目
1.The Earthquake 62 A.D.
2.Journey Of A Fallen Angel
3.Viva Pompeii
4.The Time Of Your Life...(?)
5.The Rich Man And The Carpenter
6.Dance On The Volcano
7.Vesuvius 79 A.D.
8.The Hymn
