(中古/USED CD):98年の日本V2レコード・ジャパン盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (黄バミ感微少) / DISC=A (スリ傷微少、再生に影響なし)
スラップ・ハッピーは、ドイツ在住のアンソニー・ムーア(イギリス人)と、その奥さんでもあるダグマー・クラウゼ(ドイツ人)、ヨーロッパ放浪中にドイツに暫く滞在していたピーター・ブレグバット(アメリカ人)の3人が72年にハンブルクで結成したグループ。ムーアもブレグバットも、ミュージシャンというよりは美術学生くずれのインテリ青年といったアーティスト肌の輩で、その意味ではかなり面白いエクスペリメンタルなストレンジ・サウンドを創り上げる。本作は、98年にUKのV2からリリースされた再編アルバムで、おそらくスラップ・ハッピー名義通算4枚目。放題は「サ・ヴァ」、ライナーは大鷹俊一、アンソニー・サフェリー、ブライアン・イーノ、ブレグバットのコメント掲載英文インサート入、歌詞・対訳(コメント含めた訳は伊藤英嗣)付、日本盤オンリー・ボーナス1曲を収録。メンバーは、上記のクラウゼ、ムーア、ブレグバットのトリオ編成、プロデュースはローリー・レイサム。全体に実験色は薄く楽曲もキャッチーな印象だが、かといってポップスと呼ぶにはストレンジ感があって、その辺の微妙なバランスが非常にいい塩梅というか、ある意味独特のニュアンスを放つサウンド。淡々と控えめだが同時に濃密で豊かで、相変わらず線は細いが達観した深さのダグマーのシンギングと、それを包むようなムーアとブレグバットのギター、キーボード、パーカス、ザズ、テルミン、メロディカにエレクトロニクスを絡めたバックは、肯定感と諦観が同居する楽曲と歌詞も含め円熟を感じる仕上がり。特に1曲目は稀代の名曲かも知れず、人間の機微を歌った胸に染み入るナンバーが並んでいて、アレンジもカッコいい好盤と思う。
国内盤
(Progressive/Strange Pop,Psyche / Jewel-case CD(1998) / V2 Records/Japan)

Dagmar Krause(vo,p)
Anthony Moore(kbd,program,g,saz,theremin,per,mdca,vo)
Peter Blegvad(g,b,per,vo)
Produced by Laurie Latham
収録曲目
01.Scarred For Life/スカード・フォー・ライフ
02.Moon Lovers/ムーン・ラヴァーズ
03.Child Then/チャイルド・ゼン
04.Is It You?/イズ・イット・ユー?
05.King Of Straw/キング・オブ・ストロウ
06.Powerful Stuff/パワフル・スタッフ
07.A Different Lie/ア・ディファレント・ライ
08.Coralie/コラリー
09.Silent The Voice/サイレント・ザ・ヴォイス
10.Working At The Ministry/ワーキング・アット・ザ・ミニストリー
11.The Unborn Byron/ジ・アンボーン・バイロン
12.Let's Travel Light/レッツ・トラヴェル・ライト
bonus track(Japan Only):
13.Hello Dagi/ハロー・ダジ



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