(中古/USED CD):01年の日本・東芝EMI盤/国内盤・廃盤/オビなし
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
クイーンはロンドン出身のグループで、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ティム・スタッフェル(ex.モーガン,ハンピー・ボング,etc)が68年に結成したスマイルを母体としている。69年にシングル「アース」をリリースするが鳴かず飛ばずでスタッフェルが脱退、代わりにスタッフェルの美術学校の同級生だったフレディ・マーキュリーが加入、70年にクイーンに改名、71年にジョン・ディーコンが加入、ディ・レーン・リー・レコーディング・スタジオのデモ・バンドを経て、73年に再デビューした。今や、日本で最も著名なブリティッシュ・ロック・バンドの1つというかビッグ・ネーム。本作は、73年にUKのEMIからリリースされたファースト・アルバムで、01年新規24ビット・リマスター盤、邦題は「戦慄の王女」、ライナーは吉田俊宏、歌詞・対訳(山本安見)付。メンバーは、前述のマーキュリー、メイ、ディーコン、テイラーの4人編成、基本ジョン・アンソニーとロイ・トーマス・ベイカーの共同プロデュース、曲によってバンドやディ・レーン・リー・スタジオのルイス・オースティンのプロデュースもあり。ほとんど解説不要の著名アルバムと思うが、ブルースを基調としつつも、メインストリーム系ポップネスを洗練された形で取り入れ、いわゆるクイーン調の重奏ハーモニー・コーラスはまだそれ程顕著ではないが、その萌芽となるコーラス・パートも随所で聴ける。初期ライヴの定番曲となった1,5,8曲目、ディ・レーン・リーのデモ・バンド時代の2,6曲目辺りも含め、わりと凝ったレコーディングにはプログレ感も内包されていて、結果、ハードとプログレのゴッタ煮的要素も感じられる好盤と思う。
国内盤
(Pop Hard/Blues,Progressive / Jewel-case CD(2001 24bit Re-master) / Toshiba-EMI/Japan)
Freddie Mercury(vo,p)
Brian May(g,p,vo)
John Deacon(b)
Roger Taylor(ds,per,vo)
John Anthony(vo)
Produced by John Anthony, Roy Thomas, Baker, Queen, Louis Austin
収録曲目
01.Keep Yourself Alive/炎のロックン・ロール
02.Doing All Right/ドゥーイング・オール・ライト
03.Great King Rat/グレイト・キング・ラット
04.My Fairy King/マイ・フェアリー・キング
05.Liar/ライアー
06.The Night Comes Down/ザ・ナイト・カムズ・ダウン
07.Modern Times Rock 'n' Roll/モダン・タイムス・ロックン・ロール
08.Son And Daughter/サン・アンド・ドーター
09.Jesus/ジーザス
10.Seven Seas Of Rhye/輝ける7つの海 (インストゥルメンタル)