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(中古/USED CD)：06年のUAシュリー・ムーンシャイン・ミュージック盤／輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION)：SLEEVE=A- (クタビレ感少々) / DISC=A
パンディット・プラン・ナートは、現在パキスタン領のラホール出身のヒンドゥー音楽家で、北インドのキラナ・ガラナ伝承者・シンガーとして活動するとともに、ラ・モンテ・ヤング、テリー・ライリー、ドン・チェリー等の師匠としても知られるインド音楽のビッグ・ネーム。本作は、タイトル通り72年パリのパラス・シアターでのライヴ音源を収録した発掘ライヴ盤で、3面開きデジパック仕様。メンバーは、ボーカルのプラン・ナート、タブラのライリー、タンブーラのヤング、マリアン・ザジーラの4人編成。ひたすら淡々としたドローン・ラーガ・サウンドを展開していて、煙のように立ち込める少し控え目なギラギラ感のダブル・タンブーラ空間に、プラン・ナートのキラナ・ガラナがフワフワと漂い、それをタブラがフォローする感じのスタイル。いつ果てるとも知れぬ、大きなメリハリや変化のないプカプカなドローン感は、まったりしたサイケ感十分＆浮世離れ感満点で、なおかつ優れて瞑想的ではあるが、ありがたいと感じるかだるいと感じるかは、その時々の心身の状態にもよるかも知れない。妙な昂揚感が一定のテンションで続く、この線としてはある意味典型的なサウンドで、確実に時間の流れと空気の色が変わり、トリップ出来るというところでは雰囲気作りに十分有効というか、アンビエント系サウンドスケープとして流していてまったり出来ることは請け合い。そういえば、以前『ヨルタモリ』でタモリがこの人のマネをしていて、かなりそれっぽくて面白かった。さらに余談だが、シュリー・ムーンシャイン・ミュージックはライリーが運営するレーベル。
輸入盤
(Psyche/Indic Raga,Kirana Gharana / Digi-Pack CD(2006) / Sri Moonshine Music/USA)
Pandit Pran Nath(vo)
Terry Riley(tabla)
La Monte Young(tamboura)
Marian Zazeela(tamboura)
Produced by Unknown
収録曲目
1.Raga Shudh Sarang
2.Raga Kut Todi
