(中古/USED CD):01年のイタリアBMGリコルディ盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
PFMは、プレミアータ・フォルネリア・マルコーニの略称で、マルコーニおばさんのおいしいパン屋という程の意味だが、クェッリにマウロ・パガーニが加入する形で、69年にミラノで結成された。おそらく日本で最も著名なイタリアン・ロックのビッグ・ネームの1つ。本作は、72年にイタリアのヌメロ・ウーノからリリースされたセカンド・アルバムだが、ほぼ全曲の英語ヴァージョンが、UKマンティコア盤「幻の映像」に収録されているので、日本の多くのリスナーには馴染み深い作品かも知れない。01年新規24ビット・リマスター&ゴールド・ディスク盤、デジパック仕様、邦題は「友よ」、TESオビ・解説/人脈図付。メンバーは、前作と同じマウロ・パガーニ、フランコ・ムシーダ、フラヴィオ・プレモリ、ジョルジオ・ピアッツァ、フランツ・ディ・ディ・チオッチョの5人編成で、バンドとクラウディオ・ファビの共同プロデュースも同じ。ボーカルやリズムのアレンジ、ミキシングなどにジェントル・ジャイアントの、各パートのテーマやメロディライン、メロトロンの使い方などにクリムゾンの影響を強く感じさせる、品のよく洗練されたサウンド。とはいえ、ファースト同様に、随所で地中海・バルカン・トラッド基調のイタリアの香りが溢れ出ていて、音の印象は「幻の映像」とは違うというか、このどうしようもなくこぼれ落ちるイタリア的なものが、とても魅力的で心地好い好盤と思う。カッコよし!。尚、このゴールド盤はわりとパキっとソリッドな音質で、ある程度以上の音量でもクリアさが担保されている感じ。
輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Jazz Rock / Digi-Pack Gold-Disc CD(2001 24bitRe-master) / BMG Ricordi/Italy)
Mauro Pagani(vln,fl,vo)
Franco Mussida(g,vo)
Flavio Premoli(kbd,vo)
Giorgio Piazza(b,vo)
Franz Di Cioccio(ds,vo)
Producerd by PFM & Claudio Fabi
収録曲目
1.Appena Un Po'/ほんの少しだけ
2.Generale/生誕
3.Per Un Amico/友よ
4.Il Banchetto/晩餐会 (晩餐会の3人の客)
5.Geranio/ゼラニウム