(中古/USED CD):94年の日本MSI盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (オビ背中色抜け,プラケ爪跡少) / DISC=A
フランク・ザッパは、ボルチモア出身のギタリスト兼コンポーザーで、10歳の時にカリフォルニアに転居して高校時代からバンドを始め、マザーズ・オブ・インヴェンションやソロで多彩な活動を展開した解説不要のビッグ・ネーム。プラジェスキー・ヴィービェルは、75年にミヒャエル・コチャブが中心となって結成されたグループで、元々はジャズ・コンボのプラハ・ ビッグ・バンドのリズム・セクションが、独立ユニットとして活動するグループだったが、コチャブがチェコ国会の下院議員になったこともあって、メッセージ性のあるロック・バンドへと変貌していったようだ。本作は、ソ連邦崩壊/チェコ独立の怒涛の政治的流れの中、91年6月24日にプラハ競技場で行われたコチャブ主催のライヴ・イヴェントから、プラジェスキー・ヴィービェルのライヴ音源を収録したライヴ盤で、91年に旧チェコ・スロヴァキアのアート・プロダクションKからリリースされた。1曲でザッパがゲスト参加してギターを弾いていることから、国内のMSIがアート・プロダクションK輸入盤にオビ・解説を付けた国内流通盤、ライナーは大山甲日。プラジェスキー・ヴィービェルのメンバーは、コチャブ、ミヒャル・パブリーチェク(ex.ボヘミア,etc)、スタンスラヴ・イェリーネク、ラジスレヴ・ファクトル、ヴィーレム・チョク、ダヴィド・コレル(ex.ブルー・エフェクト,etc)、フランティシェク・ヘニグ、ミロシュ・ヴァーツィーク等々。本作収録のザッパのギター・プレイが、公式記録ではオーディンス前での最後のライヴ演奏だそうで、どうしても聴かなければならないほどもの凄いギターではないかも知れないがザッパらしさは十分、プラジェスキー・ヴィービェルの演奏もそれなりにカッコよく、気になる人もいるかもと思う。
MSI盤
(Progressive/Post Rock,Psyche,Blues / Jewel-case CD(1994) / MSI,Art Production K/Japan,Czech)
Michael Kocab(kbd,vo)
Michal Pavlicek(g,vo)
Stanislav Jelinek(g)
Ladislav Faktor(kbd)
Vilem Cok(b)
David Koller(ds)
Frantisek Honig(ds,per)
Milos Vacik(per)
Tomas Konig(tp)
Tomas Kurfurst(tp)
Jaroslav Roucek(tp)
Frank Zappa(g)
Produceed by Marie Noskova, H. Hotova
収録曲目
01.Reminiscence/回想
02.Cicolina/チチョリーナ
03.Knedlik/ゆでだんご
04.Zubata/死
05.Spickova Kultura/先端
06.Improvizace V A Dur S Frankem Zappou/フランク・ザッパとの即興演奏
07.Snazivec/野心家
08.Blaznivy Reggae/クレイジー・レゲエ
09.Prazskej Buran/プラハの田舎者
10.Tatrman/大馬鹿者
11.Proc Jen Ja/なぜ私だけが