(中古/USED CD):98年のUSAギア・ファブ・レコード盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION): SLEEVE=A / DISC=A
ペリー・レオポルドはペンシルベニア州フィラデルフィア出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、15歳の頃からギター弾語りスタイルで活動を始めて、60年代後半のベトナム反戦運動やドラッグ・カルチャーに傾倒、フォーク系のヒッピー・コミューンに出入りしながら、70年にフィラデルフィアの靴修理屋の地下室で録音したアルバム「エクスペリメンタル・イン・メタフィジックス」を300枚プレスの自主制作でリリース。このアルバムのB面の『Acid-Folk』の記載が、『アシッド・フォーク』という言葉の起源との噂もあって、その筋ではそれなりに知名度があるかも知れない。本作は、その70年にリリースされたファースト・アルバムで、98年新規リマスター盤、未発表曲3曲をボーナス収録、おそらく初CD化盤。メンバーは、基本的にレオポルドのアコースティック・ギター弾語りで、例えば、クリスチャン・フォーク系の木漏れ日感やしつこくないスピリチュアル感が、暗過ぎず明る過ぎずの曲調を維持しつつサイケ・フォーク調のアングラ感へと収束。前述の『アシッド・フォーク』エピソードやオリジナルLPのプレミア価格なども手伝ってか、半ば都市伝説的に持ち上げられている風潮もあるが、わりと淡々とした情感が心地好いタイプの、アンバーなアシッド・フォーク系サウンドで、落ち着いたシンギングと弾きすぎないが上手いギターのマッチングもよく、その線の愛好家なら普通に楽しめると思う。
輸入盤
(Acid Folk/Psyche,SSW / Jewel-case CD(1998 Re-master) / Gear Fab Records/USA)
Perry Leopold(vo,ac-g)
Produced by Unknown
収録曲目
"Kommercial(Smoke)":
01.The Absurd Paranoid
02.Cold In Philadelphia
03.And Then, The Snow Came
04.The 35th Of May
"Acid-Folk(Drop)":
05.Experiment In Metaphysics
06.When You're Gone (Everything Goes)
07.The U.S.S. Commercial
bonus track:
08.Jets They Roar
09.The Prophecy
10.The Dawning Of Creation