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(中古/USED CD)：94年のフランス・レジェンド・ミュージック盤／輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION)：SLEEVE=A (プラケ爪跡少) / DISC=A
ナイルは、元シュヴァル・フーのミシェル・ペトーとステファーヌ・ロシーニが75年に新たに結成したユニットで、76年に唯一のアルバム「ナイル(綴りはNYL)」をリリースして77年には解散してしまったようだ。プログレ系リスナーには、「ナイル」にヤニック・トップ(ex.マグマ,etc)がゲスト参加していたことで知られているかも知れない。本作は、94年にフランスのレジェンド・ミュージックから発掘音源盤としてリリースされたアルバム(綴りはNIL)で、前述の「ナイル」制作前後期のスタジオ・ライヴ＆ライヴ・デモ音源のようだが、録音日時等のクレジットがなく詳細は不明。1～8曲目の「スタジオ・ライヴ」は、ペトーとロシーニを軸に、トップ、元アム・ソンのベルナール・ラヴァイユとパトリック・フォンテーヌの他、オリヴィエ・パメラ、エリザベト・ウィニエ、アリエル・カルマール、フリークェンティン(ex.オズ,etc)等々が曲によって参加、11～15曲目の「ライヴ・デモ」は、ペトー、ロシーニ、ラヴァイユ、フォンテーヌ、フリークェンティン、クリスチャン・ブーレ(ex.クリアライト,スティーヴ・ヒレッジ・バンド,etc)、アントワーヌ・ドゥーバーン等々。概ね、弾きまくり系のペトーのギターと、負けじと叩きまくるロシーニのドラムを中心とした、セッション色の強いインプロ・サイケ・プログレを展開していて、雰囲気は初期ゴングやアム・ソンに近似するフレンチ・サイケ方面。適度なスペイシーさやカオティック感は、例えば70年代前半のアモン・デュール・セカンド的香りも放っていて、数曲で聞こえるトップの無骨なベースもハマりのよさ十分で、その線の愛好家ならかなり楽しめると思う。ともかくも、正しくサイケで面白い好盤と思う。
輸入盤
(Progressive/Psyche,Jazz Rock,Experimental / Jewel-case CD(1994) / Legend Music/France)
Michel Peteau(g)
Stephane Rossini(ds,vo)
Christian Boulet(g)
Bernard Lavialle(g)
Jannick Top(b)
Patrick Fontaine(b)
Olivier Pamela(b,vo)
Elisabeth Wiener(vo)
D.B.F.(syn)
Loy(p)
Freequentin(sax)
Ariel Kalmar(sax)
Antoine Duvernet(sax)
Mastered by J.-Pierre Bouquet
収録曲目
"Nil Live Studio":
01.Nyl
02.Abery
03.Nyarlathotep
04.Shatt
05.Dromadaire Bleu
06.Ailes D'Or
07.Dervishes
08.Ibha
"Intro Demo":
09.Jaguar I
10.Jaguar II
"Nil Live Demo":
11.Nyl II
12.Surfing Ibha
13.Nyarlathotep II
14.Nyl III
15.Alex
