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(中古/USED CD)：95年のスペインBMG/アリオラ盤／輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION)：SLEEVE=A- (プラケ爪跡少) / DISC=A
マリア・デル・マール・ボネットはマヨルカ島のパルマ・デ・マヨルカ出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、フランコ独裁政権下でカタルーニャ語使用が禁止されていた67年に、バルセロナを拠点にカタルーニャ語で民族音楽を歌う活動を始めた。アラン・スティーヴェルやミルトン・ナシメント、アマンシオ・プラダ、ジョルディ・サバテス、チュニス伝統音楽アンサンブルなどなどとの共演でも知られる、カタラン・ミュージックのビッグ・ネーム。本作は、95年にスペインBMG/アリオラからリリースされたアルバムで、マリア本人のライナーと歌詞を掲載したブックレット入。メンバーは、プロデュース兼任でボーカルのマリアを中心に、ハビエル・マース、フェリウ・ガスイー、シュテファン・デ・スヴァルト、ディミトリス・プソニス、フランセスク・カペーヤ、モハメド・マブルーク、ジョルディ・コルタデラス、エンリーク・カナダ等々が曲によって適時バックを担当。何というか、フラメンコ色、アラビック色、バルカン・エスニック色が独特のバランスで交叉する、イタリア辺りとはまた違った趣の地中海音楽方面で、エキゾティックな空気感が哀愁の情感へと収束。ギター、バンドゥリア(スパニッシュ12弦マンドリン)、リュート、ブズーキ、サントゥール(イランの打弦楽器)、カーヌーン(アラビック・ツィター)などの弦楽器を軸に、ベース、コントラバス、ドラム＆パーカスのリズム隊が支え、管楽器やストリングス、キーボードが適時絡むアンサンブルはともかくも非常に上等。神秘さと妖艶さが同居するマリアのシンギングも含め、古代から地中海文化が交差する交通の要衝ならではというか、このゴッタ煮感はかなり面白い。
輸入盤
(Trad&Folk/Catalan Ethnic,SSW / Jewel-case CD(1995) / BMG/Ariola/Spain)
Maria del Mar Bonet(vo)
Javier Mas(lute,12-g,bandurria)
Feliu Gasull(g)
Francesc Capella(kbd)
Stephen de Swardt(b)
Enric Llobell(contrabass)
Jordi Gaspar(contrabass)
Dimitri Psonis(ds,santoorper,tbrn,bzki)
Mohamed Mabrouk(goblet-ds,tbrn)
Enric Canada(cajon,congas)
Jaume Cortadellas(fl,piccolo)
Jelloul Jelassi(fl)
Philippe Vallet(oboe,e-hrn)
Margarida Arnal(harp)
Toti Soler(g)
Taoufik Zghonda(kanun)
Pere Bardagi(vln,vla)
Fethi Zghonda(vln)
Mark Freidhoff(cello)
Produced by Maria del Mar Bonet
収録曲目
01.Merhaba
02.La Serenata (Voce'e Notte)
03.La Música (Sta Musica)
04.D'enca Que Ella Parti
05.Tots Dos Ens Equivocarem (Cirak Araniyor)
06.Per Hipocrates
07.Temps De Calabruix
08.Sevasda
09.La Cadernera
10.La Veu Del Mar
11.Vengui La Son (Era La Vo)
12.A Les Portes De L'oblit (Yigidim Aslanim)
13.Leylim Ley
