(中古/USED CD):01年のアルガ・マルゲン盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (黄バミ感有) / DISC=A
ムジカ・エレットロニカ・ヴィヴァはローマを拠点とする即興&実験音楽家集団で、66年にアルヴァン・カラン、アラン・ブライアント、キャロル・プランタムラ、リチャード・タイテルバウム等によって結成された。シンセやデヴァイスを使った音の変容や、缶やガラスなどの楽器ではないものを使った演奏などの先駆的存在。本作は、01年にリリースされた未発表発掘音源盤で、67年「スペースクラフト」と90年「ユニフィード・パッチワーク・セオリー」の、2つの未発表曲を収録、タイテルバウムとフレデリック・ジェフスキーの曲解説と回想文掲載ブックレット入。メンバーは、67年がカラン、タイテルバウム、ジェフスキー、イヴァン・バンドール、アレン・ブライアントの5人、90年がカラン、タイテルバウム、ジェフスキー、スティーヴ・レイシー、ギャレット・リストの5人。67年はファーストのリリース以前でケルンのWDRラジオ放送用音源、90年は10年以上作品リリースがなかった時期でチューリッヒのローテ・ファブリックでのライヴ音源と思われる。67年はエレ・パーカス、変調ボイス、アンプリファイド・ガラス&バネ、シンセ、サックス&トランペット、90年はサンプラー、エレクトロニクス、ピアノ、シンセ、変調ボイス、サックス&トロンボーンによる、わりとど真ん中のアヴァン・ギャルド系。どちらも、おそらく『不協音&ノイズ音縛り』での即興演奏が軸のようだが、各々のノイズ・フラグメントが、コール&レスポンスの中で見事な調和を構築していくという現代音楽的格調の高さも体現していて、この線としては非常に圧巻。
輸入盤
(Psyche/Avant-Garde,Experimental / Digi-Pack CD(2001) / Alga Marghen/Italy)
Alvin Curran(el-per,tp,voice,sampler,syn)all
Frederic Rzewski(amplified glass and springs,p)all
Richard Teitelbaum(syn)all
Ivan Vandor(sax)1
Allen Bryant(homemade-syn)1
Steve Lacy(sax)2
Garrett List(tb,voice,electronics)2
Produced by Unknown
収録曲目
1.Spacecraft (1967)
2.Unified Patchwork Theory (1990)