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(中古/USED CD)：00年のUKバーレイ・ホイール盤／輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION)：SLEEVE=A / DISC=A
マット・デイトンはおそらくロンドン出身のギタリスト兼シンガー・ソング・ライター(SSW)で、90年代のマザー・アースやポール・ウェラー・バンド、00年代のノエル・ギャラガーのバック・バンドなどでの活動で知られているかも知れない。本作は、00年にUKバーレイ・ホイールからリリースされたソロ名義サード・アルバムで、メンバーは、デイトン、ティム・ハリース(ex.ビル・ブルーフォードズ・アースワークス,スティーライ・スパン,エニド,etc)、ライアム・ジェノキー(ex.ゼブラ,スティーライ・スパン,カーティス・マルドゥーン,etc)、ニコラ・ブライト・トーマス(ex.イジット,etc)の4人を核に、曲によってブライアン・オーガー(ex.ブライアン・オーガー＆ザ・トリニティ,etc)、ピーター・シュラブシャル(ex.イジット,etc)、イングリッド・セルショップ、ベン・チャペル等々が適時参加、デイトンとニコラの共同プロデュース。概ね、ブリティッシュ的な湿った香りが担保された、フォーク・ロック調サウンドを展開していて、アシッド・フォーク文脈の淡い情感とアシッド・ジャズ文脈のジャジーなモンド感が、交叉しながらアンバーなくぐもり感に収束。前に出過ぎないボーカルとギター、シンプルながら的確にサポートするリズム隊を軸に、エレピやオルガン、ピアノ、フルート、ヴァイオリン等々が適時ジャジーな味付けを添えるアンサンブルは、それ程派手はないが非常に上等というか、バンド感も十分で素直にカッコいい。デイトンは、ニック・ドレイク、デイヴィー・グラハム、ジョン・マーティン辺りが好きだと公言していて、96年春にイギリス北東部の教会でレコーディングされたとある、アンバーで素敵な空気感も手伝って、ともかくも流していて心地好い好盤と思う。
輸入盤
(Folk& Folk Rock/SSW,Folk Rock,Acid Folk / Jewel-case CD(2000) / Barley Wheel/UK)
Matt Deighton(vo,ac-g,el-g)
Tim Harries(d-b,b)
Liam Genockey(ds,per)
Nicola Bright-Thomas(vo)
Brian Auger(el-p,p,org)
Peter Shrubshall(fl,sax)
Ingrid Sellschop(vla,vln)
Ben Chappel(cello)
Procuced by Matt Deighton with Nicola Bright-Thomas
収録曲目
01.5 Years In Pieces
02.Easy Times
03.Twisted Wheel
04.You Are The Healer
05.Lay Down Your Weary Light
06.The Garden Grows
07.72 Minutes To Switzerland
08.In The Finish
09.Little Lost
10.Tannis Root
11.So Are You
12.Next Year
