(中古/USED CD):97年のUKストレンジ・フルーツ盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (黄バミ感微少) / DISC=A
ケヴィン・エアーズはケント州ハーンベイ出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、小学生時代を過ごしたマレーシアから帰国後、高校中退と放浪を経てカンタベリーのレディー・ジェーンの下宿を拠点に、ソフト・マシーンを経て自身のバンドのザ・ホール・ワールド等を結成、カンタベリー人脈の大きな柱の1人となった。本作は、73-76年におけるBBCセッション音源をコンパイルした発掘音源集。内容は、1-3曲目が73年4月11日「ボブ・ハリス・ショウ」用で、メンバーは、エアーズ、ソフツのロバート・ワイアット、マイク・ラトリッジ(ex.ソフト・マシーン,アディマス,etc)、アーチー・レジェット(ex.ワンダーホイール,etc)、エディ・スパロウ(ex.スラップ・ハッピー,アンソニー.ムーア,etc)の4人、4-7曲目が74年7月9日「ジョン・ピール・ショウ」用で、エアーズ、レジェット、オリー・ハルソール(ex.パトゥー,テンペスト,ボクサー,etc)、ラビット(ex.フリー,バック・ストリート・クロウラー,etc)、フレディー・スミス(ex.サード・ワールド・ウォー,etc)のザ・ソポリフィクスの5人、8-11曲目が76年7月13日「ジョン・ピール・ショウ」用で、エアーズ、アンディ・サマーズ(ex.ダンタリアンズ・チャリオット,ザ・ポリス,etc)、ズート・マネー(ex.ダンタリアンズ・チャリオット,ピーター・グリーン,etc)、チャーリー・マクラケン(ex.テイスト,スタッド,etc)、ロブ・タウンゼント(ex.ファミリー,etc)の5人。まだかすかにソフツの残滓が香る73年、ハルソールの変態ギターが炸裂する74年、ゴッタ煮ニッチ・ポップ調の76年と、それぞれ少しづつテイストが違っているが、結局はどれもエアーズ調のヒッピー感へと収束。この、ブリティッシュ感が担保されたゆるさとレイドバック感が、ハマるとクセになるということかも知れない。放送用音源なので、音質・バランスともによい。
輸入盤
(Progressive/Psyche,Canterbury,Pops / Jewel-case CD(1997) / Strange Fruit/UK)
Kevin Ayers(vo,g)all
Mike Ratledge(org)1-3
Archie Leggett(b)1-7
Eddie Sparrow(ds)1-3
Ollie Halsall(g)4-7
Rabbit(kbd)4-7
Freddie Smith(ds)4-7
Andy Summers(g)8-11
Zoot Money(kbd)8-11
Charlie McCracken(b)8-11
Rob Townsend(ds)8-11
Produced by Pete Ritzema(1-7), Jeff Griffin(8-11)
収録曲目
"Bob Harris Show 11/4/73":
01.Interview
02.O Wot A Dream
03.Shouting In A Bucket Blues
"John Peel Show 9/7/74":
04.Another Whimsical Song
05.Lady Rachel
06.Stop This Train
07.Didn't Feel Lonely Till I Thought Of You
"John Peel Show 13/7/76":
08.Mr. Cool
09.Love's Gonna Turn You Round
10.Star
11.Ballad Of Mr. Snake