(中古/USED CD):95年の日本キング/ベルウッド・レコード盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
細野晴臣は東京都出身のベーシスト兼シンガー・ソング・ライター(SSW)で、エイプリル・フール、はっぴいえんど、キャラメル・ママ、ティイ・パン・アレー、YMOの他、ソロ活動や荒井由美等のプロデューサーとしても知られるビッグ・ネーム。本作は、73年に日本ベルウッド・レコードからリリースされたソロ名義ファースト・アルバムで、『ベルウッド・セレクション21+2/Q盤』シリーズ、ライナーは高護&篠原章、歌詞付。メンバーは、ボーカル、ベース、ギター、マンドリン、メロディオン、カリンバ、ピアノ、プロデュースをマルチに熟す細野を核に、はっぴいえんどの僚友の鈴木茂、フォー・ジョー・ハーフの松任谷正隆、林立夫、駒沢裕城(ex.はちみつぱい,etc)が適時バックを担当、曲によって入るホーン・アレンジは吉野金次と細野。埼玉県狭山市のアメリカ村の、細野の自宅に16トラックの録音機材を持ち込んでレコーディングしていて、細野本人は「やりたいことをとにかく試した習作」という通り、リラックスした空気感の中でユーモア内包のアイデアが弾ける素敵なサウンドを展開。アメリカンなスワンプ/カントリー色を基調に、はっぴいえんどから繋がるフォーク・ロックやサイケの残滓と、この後のニュー・ミュージックやシティ・ポップへの萌芽が交叉。この嫌味のない洗練された都会感覚と田舎っぽいセンスの同居感は、この人が日本のポップ・ミュージックにとってハズせない存在だったと、改めて思わされる印象。
国内盤
(Progressive/City Pop,Swamp,Folk Rock / Jewel-case CD(1995) / King/Belwood Records/Japan)
Haruomi Hosono(vo,b,g,mdln,melodeon,klba,p)
Shigeru Suzuki(el-g)
Masataka Matsutoya(p,el-p,acdn)
Tatsuo Hayashi(ds,per)
Hiroki Komazawa(st-g)
Horn Arranged by Kinji Yoshino with Haruomi Hosono
Produced by Haruomi Hosono
収録曲目
01.ろっか・ばい・まい・べいびい
02.ぼくはちょっと
03.Choo-Chooガタゴト
04.終りの季節
05.冬越え
06.パーティー
07.福は内鬼は外
08.住所不定無職低収入
09.恋は桃色
10.薔薇と野獣
11.相合傘