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(中古/USED CD)：94年のノルウェー・パン・レコード盤／輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION)：SLEEVE=A- (黄バミ感＆プラケ爪跡少) / DISC=A
ホール・イン・ザ・ウォールはベルゲン出身のグループで、元オリエンタル・サンシャインのルーヌ・ワレと、サフトで活動中のドリグヴェ・トゥーエが中心となって71年に結成された。本作は、72年にノルウェーのソネットからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、ワレ、トゥーエ、エーリク・マル(ex.NRI,etc)、アンネ・ボルスタート、ケティル・サンの5人を核に、曲によってアルヴェ・ホーラン(ex.ダーグラン,etc)、イェンス・ブラールヴィゴ(ex.ヴェンツェル,etc)、ライフ・イェンセン(ex.ジャンボ,etc)、トム・セトレ等々が適時参加、トゥーエ、ニルス・ビヤーネ・クヴァム、ハラル・アーレ・ルントの共同プロデュース。概ね、プログレ、サイケ、スワンプの要素が交叉するヴァイオリン入フォーク・ロック調サウンドを展開していて、オリエンタル・サンシャイン方面のサイケ・フォーク色とサフト方面のスワンプ／カントリー・ロックがゴッタ煮になったような印象。その意味では、どちらにも近からず遠からずというか狭間をいく感じだが、一捻りあるプログレ色が妙な味わいを生んでいて、結果としてちょっと独特の味わいに収束。ラウドさが担保されたノリのよいアンサンブル、それなりにキャッチーさが担保された楽曲、曲によってはインプロも交えたプログレ感内包のアレンジの組合せは、ジャンルレス的な面白さがあって悪くない。例えば、1,3,7,11曲目辺りは、フォーキー・プログレ系として十分に成立していて、他もスワンプ・フォーク＆ロック系として上等で、ともかくもけっこう楽しめる好盤と思う。
輸入盤
(Progressive/Folk Rock,Psyche,Swamp / Jewel-case CD(1994) / Pan Records/Norway)
Erik Moll(vo,ac-g,per)
Anne Bolstad(vo,vln)
Rune Walle(vo,ac-g,bottleneck,dobro,p,mdln)
Trygve Thue(vo,ac-g,el-g,b)
Ketil Sand(ac-g,congas,bongos,per)
Arve Haland(acdn)
Jens Braarvig(b)
Leif Jensen(ds)
Tom Saetre(ac-g)
Elisabeth Braarvig(cello)
Produced by Nils Bjarne Kvam, Trygve Thue & Harald Are Lund
収録曲目
01.Restless Man
02.The Letdown
03.Lookout Mountain
04.End Of The Effort
05.Big Nancy
06.Come On Over
07.Four Tomorrows
08.Pass The Word
09.Kilimanjaro Monday
10.Love Is Arranging My Life
11.Double Or Nothing
