(中古/USED CD):95年のイタリア・メロウ・レコード盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (プラケ爪跡少) / DISC=A
フィニステッレはジェノヴァ出身のグループで、ステファノ・マレッリ(ex.ラゾーナ,etc)とファビオ・ズッファンティ(ex.ラゾーナ,ローメル,ラ・マスケッラ・ディ・チェッラ,etc)が中心となって93年に結成されている。ズッファンティが軸となったサイド・プロジェクトのホストソナテンと共に、90~00年代のイタリアン・ネオ・プログレ系の中ではよく知られたグループの1つ。本作は、95年にイタリアのメロウからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、マレッリ、ズッファンティ、セルジョ・グラツィア、ボリス・ヴァッレ(ex.ローメル,etc)、マルコ・カヴァーニ(ex.ラ・マスケッラ・ディ・チェッラ,ラゾーナ,etc)の5人編成を基本に、曲によってエドモンド・ロマーノ(ex.ホストソナテン,etc)、オスヴァルド・ロイ、フランチェスカ・ビヤジーニ、クラウディオ・カステッリーニ等々が適時ゲスト参加、バンドとオスヴァルド・ジョルダーノの共同プロデュース。概ね、室内楽方面のクラシカルな繊細さと、70年代を踏まえたポスト・ポンプ的ブリティッシュ感が、ヘヴィ・シンフォニック調のプログレ感に収束する、90年代イタリアン・ネオ・プログレの好サンプル的サウンド。楽曲はいわゆるイタリア的情感が十分担保されていて、クラシック色のハマりもよいのだが、イタリアには珍しくボーカルが頼りなげで、その辺りがインスト中心のアレンジとなった要因かも知れない。少し詰め込み過ぎのアレンジには、まだ熟れてない印象はあるが、アンサンブルはそれなりに充実していて、前述のホストソナテンの他、ラ・マスケッラ・ディ・チェッラへとも繋がっていく流れの原点でもあり、イタリアン・ネオ・プログレを聴くならハズせないバンドと思う。
輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Classical / Jewel-case CD(1995) / Mellow Records/Italy)
Stefano Marelli(vo,ac-g,el-g,12-g,b)
Sergio Grazia(fl,el-g,b,vo)
Boris Valle(p,kbd,syn)
Fabio Zuffanti(b,vo)
Marco Cavani(ds,per)
Edmondo Romano(rcdr,sax)
Osvaldo Loi(vln,vla)
Francesca Biagini(choir)
Claudio Castellini(choir)
Produced by Finisterre, Osvaldo Giordano
収録曲目
1.Aqua
2.Asia
3.Macinaaqua, Macinaluna
4....Dal Caos...
5.Συν
6.Isis
7.Cantoantico
8.Phaedra