(中古/USED CD):90年のカナダ・ソニー・ミュジック盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
フィオリ・セガンは、元アルモニウムのセルジュ・フィオリと元レ・セガンのリシャール・セガンが、77年にケベック州サンタデールで結成したユニット。本作は、78年にカナダのソニーからリリースされた唯一のアルバムで、40周年記念リマスター盤。メンバーは、ボーカル、12弦ギター、アコースティック・ギター等のフィオリとセガンを軸に、ロベール・スタンリー、ニール・チョーテム、ジェフ・フィッシャー、リベール・スビラナ、ミシェル・ディオン、ドゥニ・ファルメール、ピエール・コルミエ、モニク・フォートゥ、ピエール・ラシャンス等々が適時バックを担当、ラシャンス、フィオリ、セガンの共同プロデュース。バック陣の多くが、アルモニウム、コントラクション、ヴィル・エマール・ブルース・バンドの元メンバー等で、概ねアルモニウム的フォーク・ロック感とコントラクション的プログレ感が交叉するサウンドを展開していて、レ・セガン的アシッド・フォーク感はあまり顕れていない印象。全体に涼やかなフォーキー・プログレ調というか、ボーカルを核としたアレンジながら、バンド感が担保されたプログレ的盛り上がりや、 ドラマティックな緩急がハマる演奏は、ともかくも濃密で素直にカッコいい。しつこくないキャッチーさが妙な浮遊感に収束する、メロディアスで湿った情感の楽曲も悪くなく、ケベック・プログレ系の隠れた好盤と思う。
輸入盤
(Progressive/Folk Rock,Symphonic / Jewel-case CD(1990) / Sony Musique/Canada)
Serge Fiori(vo,12-g,ac-g,el-p,tbrn)
Richard Seguin(vo,12-g)
Robert Stanley(el-g)
Neil Chotem(el-p)
Jeff Fisher(syn,org)
Libert Subirana(sax,fl,vo)
Michel Dion(b)
Denis Farmer(ds,tbrn,per)
Pierre Cormier(conga)
Michel Lachance(tbrn)
Monique Fauteux(vo)
Produced by Michel Lachance, Serge Fiori & Richard Seguin
収録曲目
1.Deux Cents Nuits A L'Heure
2.Ca Fait Du Bien
3.Illusion
4.Viens Danser
5.Chanson Pour Marthe
6.La Moitie Du Monde
7.La Guitare Des Pays D'En Haut