(中古/USED CD):91年の日本ポニー・キャニオン盤/国内盤・廃盤/オビなし
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (オビ下部に痛み) / DISC=A- (スリ傷少、再生に影響なし)
エスペラントは、元ウォーレス・コレクションのレイモン・ヴァンサンが、ソロ活動を経て渡英し、同じベルギー人でミュージカルのピアニストだったブリューノ・リベールと共に、新たに72年にロンドンで結成したグループ。結果としてベルギー、イタリア、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイの多国籍メンバー編成となり、世界共通語としてザメンホフが創作したエスペラント語からグループ名を付けたらしい。本作は、74年にUKのA&Mからリリースされたセカンド・アルバムで、邦題は「死の舞踏」、A&Mマスター・ワークス・シリーズ、ライナーは斎藤千尋。メンバーは、前作からのヴァンサン、リベール、ゴドフリー・サーモン、トニー・ハリス、ティモシー・クレーマー、ジノ・マリザン、トニ-・マリザンに、新たにキース・クリスマスを加えた8人編成が基本で、本作制作中に脱退したグレン・ショロック、ブリジット・デュドワ、ブライアン・ホロウェイの旧メンバー達の演奏も一部に収録、プロデュースはピート・シンフィールド(ex.キング・クリムゾン)。前作に比べかなりヘヴィ・シンフォニック路線にシフトしている印象で、全体にボーカル・パートとポップネスは控え目に、クラシカルなリフ&フレーズの弦楽隊とロック的でノリのよいリズム隊が絡み合う、ヘヴィかつ畳み掛ける展開のインスト・パートが中心。適度に変拍子を絡めた難しいキメがバシバシと決まり、静と動のダイナミズムとマイナー系の曲調も見事で、重厚でプログレ然とした演奏が素直にカッコいい好盤と思う。
国内盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Classic / Jewel-case CD(1991) / Pony Canyon/Japan)
Raymond Vincent(vln)
Godfrey Salmon(vln,vo)
Tony Harris(vla)
Timothy Kraemer(cello)
Keith Christmas(vo)
Bruno Libert(kbd)
Gino Malisan(b)
Tony Malisan(ds)
Brian Holloway(g)
Glenn Shorrock(vo)
Bridget Dudoit(vo)
Produced by Pete Sinfield
収録曲目
1.The Journey/旅路
2.The Castle/城郭
3.The Duel/闘いの歌
4.The Cloister/幽閉
5.The Decision/ディシジョン
6.The Prisoner/プリズナー
7.Dance Macabre/死の舞踏