(中古/USED CD):92年日本ソニー・ミュージック盤/国内盤・廃盤/オビなし
(状態/CONDITION):SLEEVE=B+ (痛みとヨレ有) / DISC=A-- (スリ傷有、再生に影響なし)
デヴィッド・ギルモアはケンブリッジ出身のギタリストで、何よりピンク・フロイドでの活動で知られるビッグ・ネーム。本作は、78年にUKハーヴェストからリリースされたソロ名義ファースト・アルバムで、邦題は「デヴィッド・ギルモア」、ライナーはルーク篁(ex.聖飢魔II,etc)、歌詞・対訳付(訳は山本安見)。メンバーは、ギルモア、リック・ウィリス(ex.パリッシュ&ガーヴィッツ,コーチズ,ピーター・フランプトンズ・キャメル,フォリナー,etc)、ウィリー・ウィルソン(ex.コーチズ,クウィヴァー,etc)のトリオ編成を基本に、曲によってミック・ウィーヴァー(ex.キーフ・ハートリー,ワインダー・K・フロッグ,ヘムロック,etc)、カレーナ・ウィリアムス、デビー・ドス、シャーリー・ローデン等が適時参加、プロデュースはギルモア。概ね、ブルース基調のプログレ、ハード、サイケのゴッタ煮サウンドを展開していて、楽曲の雰囲気やポップネス、サイケ色の担保塩梅などは、わりとフロイドの「アニマルズ」辺りに近似する感じ。ウィリスとウィルソンは、ギルモアのフロイド参加によって解散したジョーカズ・ワイルド時代の僚友で、もしかしてギルモアはやりやすかったのかも知れず、メロディアスでノリのよいベースと緩急の上手いドラムに乗せて、伸びやかにギターを弾き歌っている印象。素直にカッコいいインスト3曲(2,6,8曲目)も含め、ユニコーン(2曲目)のカヴァーやロイ・ハーパーとの共作(5曲目)、アンバーな盛り上がりを見せる4曲目、ストレートにブルージーな7曲目など全体に佳曲が多く、実はかなりの好盤と思う。
国内盤
(Progressive/Blues,Psyche,Pops / Jewel-case CD(1992) / Sony Music/Japan)
David Gilmour(vo,g,kbd)
Rick Wills(b,vo)
Willie Wilson(ds,per)
Carlena Williams(vo)
Debbie Doss(vo)
Shirley Roden(vo)
Mick Weaver(p)
Produced by David Gilmour
収録曲目
1.Mihalis
2.There's No Way Out Of Here
3.Cry From The Street
4.So Far Away
5.Short And Sweet
6.Raise My Rent
7.No Way
8.Deafinitely
9.I Can't Breathe Anymore