(中古/USED CD):98年の日本ワーナー・ミュージック盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
ドゥービー・ブラザーズは、トム・ジョンストンとジョン・ハートマンが70年にカリフォルニア州サンノゼで結成したパッドを母体として、デイヴ・ショグレン、パット・シモンズ加入後にドゥービー・ブラザーズに改名した(諸説あり)。おそらく日本では、イーグルスとともに最もよく知られるウェスト・コースト系のビッグ・ネームの1つ。本作は、74年にUSAワーナー・ブラザースからリリースされたフォース・アルバムで、邦題は「ドゥービー天国」、ライナーは水上はるこ(アナログLP時代の転用)、歌詞付。メンバーは、前作からのジョンストン、シモンズ、ハートマン、タイラン・ポーター、マイケル・ホサックの5人編成を基本に、曲によってビル・ペイン(ex.リトル・フィート,etc)、ジェフ・バクスター(ex.スティーリー・ダン,etc)、ノヴィ・ノボグ、エディー・ガスマン(ex.レア・アース,etc)、ミルト・ホーランド、アーロ・ガスリー等が適時参加、プロデュースはテッド・テンプルマン(ex.ハーパーズ・ビザール,etc)。4曲目「ブラック・ウォーター」が全米No.1ヒットとなるが、当時日本ではそれ程という感じで、とはいえアンバーな響きの佳曲だったりもして、他にも1,2,8,11,12曲目などなど、相変わらずアンバーな響きのアコースティック・ギターを交えた、ギター・アンサンブルのカッコいい曲が多い。前々作や前作のように派手な著名曲がないことで、このバンド本来のアルバム全体としての完成度の高さや濃密さに気が付きやすい好盤と思うが、逆にはなから敬遠されてしまう可能性もあって、その辺りがなんとも微妙な存在だったりもする。余談だが、ドゥービーはマリファナのスラングで、してみると本作の邦題はけっこう凄いことを言っている、のかも知れない。
国内盤
(Blues&Swamp/Swamp,Blues,Funk / Jewel-case CD(1998) / Warner/Japan)
Tom Johnston(vo,g)
Pat Simmons(vo,g)
Tiran Porter(b,vo)
John Hartman(ds)
Michael Hossack(ds)
Bill Payne(kbd)
Jeff "Skunk" Baxter(ps-g)
Eddie Guzman(congas,timbales)
Milt Holland(tabla,mrba,pandeiro)
James Booker(p)
Novi Novog(vla)
Arlo Guthrie(autoharp)
Horn Arranged by Andrew Love, Wayne Jackson, & The Memphis Horns
Produced by Ted Templeman
収録曲目
01.Song To See You Through/君に捧げし歌
02.Spirit/スピリット
03.Pursuit On 53rd St./53番街の追跡
04.Black Water/ブラック・ウォーター
05.Eyes Of Silver/銀色の瞳
06.Road Angel/ロード・エンジェル
07.You Just Can't Stop It/キャント・ストップ・イット
08.Tell Me What You Want (And I'll Give You What You Need)/お望みのまま
09.Down In The Track/ダウン・イン・ザ・トラック
10.Another Park, Another Sunday/アナザー・パーク
11.Daughters Of The Sea/砂浜の娘
12.Flying Cloud/フライング・クラウド