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(中古/USED CD)：11年の日本EMIミュージック盤／国内盤・廃盤
(状態/CONDITION)：SLEEVE=A / DISC=A わりと美品
キャプテン・ビーフハートことドン・ヴァン・ヴリートは、カリフォルニア州グレンデール出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)兼ブルース・シンガーで、詩人や画家、映画監督等としても活動したビッグ・ネーム。ランカスターのアンテロープ・バレー高校で、同級だったフランク・ザッパと意気投合してバンドを結成して以来、75年の「ボンゴ・フューリー」まで近からず遠からずの関係を続けた。キャプテン・ビーフハートは、ザッパが付けた渾名らしい。キャプテン・ビーフハート＆ヒズ・マジック・バンドは、ビーフハートと、ザッパとの高校時代のバンド仲間だったアレックス・セント・クレアが中心となって65年に結成されたグループで、ライ・クーダーを加えた布陣で67年にファーストをリリース、83年に解散した。本作は、82年にUSAヴァージンからリリースされたイレヴンス・アルバムで、キャプテン・ビーフハート＆ザ・マジック・バンド名義。SHM-CD＆06年リマスター音源、ライナーは鈴木智彦、歌詞・対訳付、82年のアルバム未収シングル1曲をボーナス収録。メンバーは、ビーフハート、ジェフ・モリス・テッパー、ゲイリー・ルーカス(ex.ピーター・ハミル,etc)、エリック・ドリュー・フェルドマン(ex.ペル・ウブ,etc)、リチャード・スナイダー、クリフ・マルティネス(ex.レッド・ホット・チリ・ペッパーズ,etc)の6人編成。最終作となった本作も、ビーフハード調変態サウンドにブレはないが、ストレンジネスの中に人懐っこさが見え隠れしていて、全体にちょっとだけ聴きやすくなっている印象。ブラスを軸とした曲のポスト・ロック感は、ジョン・ルーリーのラウンジ・リザース辺りにも継承されている感じ。本作後、ビーフハートはミュージシャン引退を表明して画家となった。
国内盤
(Psyche/Strange,Blues,Progressive / Jewel-case SHM-CD(2011 '06Re-master) / EMI Music/Japan)
Captain Beefheart(Don Van Vliet)(vo,gong,hmca,horn,sax)
Eric Drew Feldman(el-p,syn-b)
Jeff Moris Tepper(g)
Gary Lucas(g)
Richard Midnight Hatsize Snyder(b,mrba,vla)
Cliff Martinez(ds,per)
Produced by Don Van Vliet
収録曲目
01.Ice Cream For Crow/烏と案山子とアイスクリーム
02.The Host The Ghost The Most Holy-O/幽霊の主人はステキな殉教者
03.Semi-Multicoloured Caucasian/セミ・マルチカラーのコーカシア人
04.Hey Garland, I Dig Your Tweed Coat/カーランド氏のツィード・コート
05.Evening Bell/晩鐘
06.Cardboard Cutout Sundown/ボール紙のキリヌキ夕陽(モハビの砂漠にて)
07.The Past Sure Is Tense/覗き穴から緊張した過去が見えるよ
08.Ink Mathematics/インク算術思考法
09.The Witch Doctor Life/妖術師ライフの存命
10."81" Poop Hatch/81年度版プープ・ハッチあるいはアヌストイズム
11.The Thousandth And Tenth Day Of The Human Totem Pole/千と十日目の聖人トーテム・ポール
12.Skeleton Makes Good/やったネ、シャレコーベ氏
bonus track(1982 single):
13.Light Reflected Off The Oceans Of The Moon/ライト・リフレクテッド・オフ・ジ・オーシャンズ・オブ・ザ・ムーン
