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(中古/USED CD)：94年の日本MSI盤／国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION)：SLEEVE=A / DISC=A- (スリ傷少、再生に影響なし)
クリアー・ブルー・スカイは、ロンドンのアクトン地区出身のグループで、高校生だったジョン・シムズ、マーク・シーザー、ケン・ホワイトの3人によって、68年に結成されたジャグ・ブルースを母体としている。X(エックス)、マテュースなどとバンド名を変えながらイギリスやドイツでのサーキット中に、ロンドンのライヴハウスでパトリック・キャンベル・リオンズ(ex.ニルヴァーナ)の目に止まり、ヴァーティゴとの契約の際にバンド名をクリアー・ブルー・スカイとした。本作は、71年にUKヴァーティゴからリリースされた唯一のアルバム(発掘＆再編音源を除く)で、90年のドイツ・レパートリー盤に国内のMSIがオビ・解説を付けた国内流通盤、歌詞・対訳付。メンバーは、前述のシムズ、シーザー、ホワイトのトリオ編成、プロデュースはキャンベル・リオンズ。ヴァーティゴからのリリースでスリーヴがロジャー・ディーンなので、オリジナル・アナログはコレクターに人気の1枚だが、本作制作時は3人ともまだ10代と若く、勢いのよさは買うがサウンドや仕上がりには若気の至り的トホホ感がある。ホルストの「木星」のメロディが飛び出したり、こっそりピアノが鳴ってたりと詰込み過ぎの過剰な展開が多く、逆に冗長で変化に乏し過ぎるパートもあって、全体に楽曲・アレンジ・演奏のバランスが今一つというか、結局中途半端になってしまっている印象。ところがしかし、いかにもヴァーティゴらしいアングラ感満点のハードな演奏は、捨て難い味わいとカッコよさが担保されていて、B級ブリティッシュ・ハード愛好家はけっこう楽しめるのではと思う。
MSI盤
(Psyche Hard/Blues,Progressive / Jewel-case CD(1994/1990) / MSI,Repertoire/Japan,German)
John Simms(g,vo,org,fl)
Mark Sheather(b)
Ken White(ds)
Produced by Patrick Campbell-Lyons
収録曲目
1.Journey To The Inside Of The Sun/ジャーニー・トゥ・ジ・インサイド・オブ・ザ・サン:
a)Sweet Leaf/スウィート・リーフ
b)The Rocket Ride/ザ・ロケット・ライド
c)I'm Comin' Home/アイム・カミン・ホーム
2.You Mistify/ユー・ミスティファイ
3.Tool Of My Trade/ツール・オブ・マイ・トレイド
4.My Heaven/マイ・ヘヴン
5.Birdcatcher/バードキャッチャー
