(中古/USED CD):87年のドイツ・ポリドール盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (ヨレ&黄バミ&プラケ爪跡少) / DISC=A (スリ傷少、再生に影響なし)
バークレー・ジェームス・ハーヴェスト(BJH)はオールドハム出身のグループで、ザ・ブルース・キーパーズとハート&ソウル&ザ・ウィックドという2つのR&Bバンドを母体として66年に結成されている。ビートルズやムーディ・ブルース等へのオマージュ曲などでも知られ、イギリスやヨーロッパでそれなりの人気を持つビッグ・ネームの1つ。プログレ系リスナーには、マンダラバンドのセカンド「アイ・オブ・ウェンダー」にバンドごと参加していることで、知られているかも知れない。本作は、75年にUKポリドールからリリースされたセクス・アルバムで、確か邦題は「神話の中の亡霊」、ブックレットに歌詞掲載。メンバーは、ファーストから不変のジョン・リーズ、ウーリー・ウォルステンホルム(ex.マエストーソ)、レス・ホルロイド、メル・プリチャードの4人編成、プロデュースはエリオットメイザー。フォース「ベイビー・ジェームス・ハーヴェスト」以降の、メインストリーム系のポップネスを基調としたメロウなAORプログレ路線変わらずだが、イモっぽいブリティッシュ的ヘヴィネスもそこはかとなく担保されていて、その辺りの煮え切らなさ加減が味わいとなっている時期。相変わらず1曲目が派手でインパクトが強く、他はわりとメロウな曲が並ぶという構成で、ベタなプログレ調の泣きがキャッチーさに収束する1曲目は、重めのギターや洪水メロトロンも含め、その線としてはなかなかの佳曲。また、3曲目はビートルズの曲のメロディ、リフ&フレーズが随所に織り込まれた曲に乗せて、ビートルズの曲名を繋ぎ合わせた歌詞を歌っていて、これはこれで面白い。B級ポップ・プログレ系のよいバンドと思う。
輸入盤
(Progressive/Symphonic,Pops,AOR / Jewel-case CD(1987) / Polydor/German)
John Lees(el-g,ac-g,vo)
Wooly Wolstenholme(kbd,vo)
Les Holroyd(b,ac-g,vo)
Mel Pritchard(ds,per)
Produced by Elliot Mazer
収録曲目
1.In My Life
2.Sweet Jesus
3.Titles
4.Jonathan
5.Beyond The Grave
6.Song For You
7.Hymn For The Children
8.Moongirl
9.One Night