(中古/USED CD):93年のUKデーモン・レコード盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (プラケ爪跡・黄ばみ感少) / DISC=A
バート・ヤンシュはグラスゴー出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)兼ギタリストで、何よりペンタングルでの活動で知られていると思うが、ペンタングル結成以前からすでにソリストとして活動していて、その後も11年に他界するまでソロや幅広いセッション活動を続けたビッグ・ネーム。デイヴィー・グレアムを師匠と仰ぎ、自身はジミー・ペイジやディック・ゴーハンを始めとして多くのギタリスト達からリスペクトを受けた、アコースティック・ギターの名手。本作は、65年にUKトランスアトランティックからリリースされたソロ名義セカンド・アルバムで、66年ジョン・レンボーンとのデュオ名義アルバム「バート・アンド・ジョン」収録曲2曲(15,16曲目)と、72年アンソロジー盤「ボックス・オブ・ラヴ」収録の未発表曲2曲(17,18曲目)の、計4曲をボーナス収録。メンバーは、ヤンシュのアコースティック・ギターまたはバンジョー弾語り基本に、曲によってギターを重ねるスタイルで、プロデュースはネイサン・ジョセフ。前作のフォーク・ブルース調のバタ臭さをある程度担保しつつも、変則チューニングも交えたトラッド調のメロディやフレーズ、コード進行が前面に顕れている印象で、わりとブリティッシュ・フォークのイメージ通りのアンバーなくぐもり感十分。このちょっと内省的でセピア調の空気感は、高田渡や加川良、中川五郎辺りにも通じる感じがあって、もしかしてボブ・ディランとともにそれなりの影響を与えていたのかも知れない。この線としては、流していて素直に心地好い好盤と思う。尚、ボーナスの15,16曲目は当然レンボーンも参加、17,18曲目はリリースは72年だが、おそらく60年代の音源と思われる。フランス・プレス盤
輸入盤
(Trad&Folk/Trad,Blues,SSW / Jewel-case CD(1993) / Demon Records/UK,France)
Bert Jansch(vo,g,banjo)
John Renbourn(g)bonus
Produced by Nathan Joseph
収録曲目
01.Oh My Babe
02.Ring-A-Ding Bird
03.Tinker's Blues
04.Anti Apartheid
05.The Wheel
06.A Man I'd Rather Be
07.My Lover
08.It Don't Bother Me
09.Harvest Your Thoughts Of Love
10.Lucky Thirteen
11.As The Day Grows Longer Now
12.So Long (Been On The Road So Long)
13.Want My Daddy Now
14.900 Miles
bonus track:
15.The Time Has Come (from "Bert And John" 1966)
16.Soho (from "Bert And John" 1966)
17.In This Game (unereleased 1972)
18.Dissatisfied Blues (unereleased 1972)