(中古/USED CD):95年の日本マーキー/ベル・アンティーク盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
アマイア・スビリアはフランスのバスク地方バイオンヌ出身のシンガー&コンポーザーで、コーラス・シンガーとして活動後、スペイン側のバスクに渡って77年にハビエル・ラーサ等と共にアイセアを結成、その後ソロ活動に転じた。パスカル・ゲイニュもバイオンヌ出身のマルチ奏者&コンポーザーで、映画、ダンス、演劇、バレエ等々の音楽の作曲の他、大学でエレクトロニクス・ミュージックの講師を務めるなど、幅広く活動している。アマイア・スビリア&パスカル・ゲイニュは、映画音楽のサントラ制作などで度々顔を合わせていた2人が、ゲイニュの84年バレエ音楽作品にアマイアが参加したことを契機に、本格的な共同作業を目指して結成されたデュオ・ユニットで、本作は90年にスペインのアンヘル・アミーゴからリリースされたサード・アルバム。79~90年における映画サントラ音源をコンパイルした作品で、邦題は「ツィネマン」、ライナーは祖父尼淳、『バスク幻想』シリーズ、ボーナス1曲収録。メンバーは、ボーカルのアマイア、ピアノ&キーボード、ギター、バンドネオン、エレクトロニクス等々のゲイニュを軸に、曲によってミチェル・ドネダ、ジャン・ルイ・アルグス、パコ・ディアス、ディディエ・マスマレ、ハビエル・ラーサ、ペロ・リサラルデ等々が参加。内容は、1~9曲目が90年オスカル・アイスペオレア監督映画「花々の季節」、10曲目が89年アナ・ディアス監督映画「アンデルとユル」、11~15曲目が86年ハビエル・エロリアガ監督映画「何故? パンポクス」、16曲目が81年イマノール・ウリベ監督映画「ミケルの死」、17,18曲目が79年イマノール・ウリベ監督映画「セゴビアの踊り」、19,20曲目が89年ルイス・メンディアラス監督映画「ゼロ」。わりとメランコリックな曲調の楽曲が多く、淡々とした異国情緒感も十分。オパス・アヴァントラとマドレデウスの狭間という紹介も、近からず遠からずの印象。
マーキー盤
(Progressive/Basque Trad,Folk / Jewel-case CD(1995) / Belle Antique/Japan)
Amara Zubiria(vo)
Pascal Gaigne(bandneon,p,g,kbd,electronics)
Michel Doneda(sax)
Jean Louis Hargous(clnt)
Paco Diaz(ds)
Didier Masmallet(clnt)
Xavier Lasa(g,vo)
Gabi F. Barrena(b)
Pello Lizarralde(vo)
Isabel Alvarez(soprano)
Teresa Montero(p)
Roberto Martin(oboe)
Bettina Kuss(vln)
& Others
Musical Directed by Pascal Gaigne & Amara Zubiria
収録曲目
01.Time Of Flowers/花々の季節
02.Immigrants I/移民 I
03.Juan And Alicia I/フアンとアリシア I
04.Juan And Alicia II/フアンとアリシア II
05.Juan And Alicia III/フアンとアリシア III
06.Immigrants II/移民 II
07.Sunflowers I/ひまわりの花 I
08.Sweet Sleep/甘き眠り (Trad.)
09.Sunflowers II/ひまわりの花 II
10.Ander And Yul/アンデルとユル
11.Why Panpox I/何故? パンポクスI
12.Once Upon A Time/昔々
13.Why Panpox II/何故? パンポクスII
14.The Father Has Not Woken Up/目覚めぬ父
15.Sunrise/日の出
16.Tango/タンゴ
17.Jota Of Segovia/セゴビアの踊り
18.We Nearly Did It/入念な遂行
19.The Game/ゲイム
bonus track:
20.Pariji/パリ