イタリア/EUのマテリアリ・ソノリから、見開きデジスリーヴでのリシュー。ヴェロニク・シャロはノルマンディー地方出身の女性トラディシャンで、パリ滞在を経て74年にローマで本格的に活動を開始、ステファノ・ルナルディ、ヴァンニ・ドラゲッティとのヴェロニク・シャロ&イル・スオ・グルッポ名義で、プロヴァンス地方の古楽トラッド集を75年にリリース、その後ソロ活動に転じた。本作は、82年にイタリアのマテリアリ・ソノリからリリースされたソロ名義セカンド・アルバムで、メンバーは、ボーカル、ギター、ダルシマー、ハーディ・ガーディ、エピネット・デ・ヴォージュ等のヴェロニクを軸に、スティファノ・ルナルディ、ローラン・グレッピ、ロリー・カラブロ、ピエロ・ブビッコが適時参加。概ね、前作と同傾向の、全体がアシッド・フォーク調の淡い郷愁感に収束するフレンチ・トラッド方面というか、古楽調アレンジのトラッド・アルバム。9曲中3曲はヴェロニクのオリジナルだが、基本的に違和感なく他のトラッド曲に溶け込んでいて、ギターやダルシマー、エピネット・デ・ヴォージュ、ハーディ・ガーディ、ブズーキ、ヴァイオリン、コントラバス等の弦楽器と、バグパイプ、クルムホルン、ホイッスル等の管楽器を軸としたアンサンブルに、くぐもり感十分のヴェロニクのボーカルが映える。素朴なトラッド感と中世古楽調のギスギス感、アシッド・フォーク調の浮遊感が、とてもいい塩梅で交叉する美しいサウンド。ともかくも流していて非常に心地好い好盤と思う。素敵!。尚、今回、オリジナルLPの裏スリーヴだったヴェロニクがハーディ・ガーディを弾く写真を表スリーヴに使用、オリジナルLPの表スリーヴは裏スリーヴに小さく掲載されている。
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輸入盤
(Trad&Folk/French Trad,Medieval Trad,Acid Folk / Digi-Sleeve CD(2024) / Materiali Sonori/Italy,EU)
Veronique Chalot(vo,g,dlcmr,hdy-gdy,epinette des vosges,autoharp)
Stefano Lunardi(vln,bzki)
Laurent Greppi(pipeau,bagpipes,crumhorn,wsle)
Roly Calabro(contrabass,b,bzki)
Piero Bubbico(bdrn,ds)
Produced by Unknown
収録曲目
1.La Chanson De Mai
2.Gwenc'hlan
3.Le Retour Du Primtemps
4.Danse En Cercle
5.Chant Mauresque
6.J'ai Oui Chanter La Belle
7.Le Bouvier
8.Vent Frais, Vent Du Matin
9.Cantique