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UKのサンクチュアリ／キャッスルから、04年新規リマスターでのリシュー。シャーリー・コリンズはイースト・サセックス州ヘイスティングス出身のトラディシャンで、55年にフォーク系のオムニバス・シングルでデビュー以降70年代末に引退するまで(16年に復活)、リヴァイバリスト系のトラディシャンとして活動した知る人ぞ知る存在。特に60年代末頃からは、姉のドリーと共にデュオ・ユニットを結成、古楽色を取り入れ英国の湿ったくぐもり感を体現する独特のサウンドを展開した。本作は、目出度く結婚したシャーリーとアシュレー・ハッチングス(ex.フェアポート・コンヴェンション,スティーライ・スパン,etc)が、シャーリー・コリンズ＆アルビオン・カントリー・バンド名義で制作した唯一のアルバムで、71年にUKペガサスからリリースされた。メンバーはシャーリー、ハッチングスの他、サイモン・ニコル、リチャード・トンプソン、デイヴ・マタックスのフェアポート組、ニック・ジョーンズ、バリー・ドランスフィールド、ジョン・カークパトリック、ラル・ウォーターソン、さらにスティーライのマディ・プライアー、姉のドリー等々、ブリティッシュ・トラッド・シーンの錚々たるミュージシャンが集結、サンディ・ロバートンとハッチングスの共同プロデュース。全編トラッド・チューンで、この後ハッチングスが「モリス・オン」等々のアルビオン・バンド関連で展開するようなダンス・チューン中心ではなく、ギスギス＆ギコギコの枯れた哀愁が漂う、極めてトラッド然とした演奏のサウンド。リズム隊の入るエレクトリック・トラッドとしては、スタイルも雰囲気もスティーライのファーストに近い印象で、この線としてはまずもって文句なしの好盤と思う。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Trad&Folk/British Trad / Jewel-case CD(2004 Re-master) / Castle/UK)
Shirley Collins
Dolly Collins
Ashley Hutchings
Simon Nicol
John Kirkpatrick
Dave Mattacks
Barry Dransfield
Nic Jones
Richard Thompson
Maddy Prior
Lal Waterson
& Many Others
Produced by Sandy Roberton & A.Hutchings
収録曲目
1.Claudy Banks
2.The Little Gypsy Girl
3.Banks Of The Bann
4.Murder Of Maria Marten
5.Van Dieman's Land
6.Just As The Tide Was A 'Flowing
7.The White Hare
8.Hal-An-Tow
9.Poor Murdered Woman
