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UKのキャッスルから、本作と同時期の未発表曲2曲と未発表バージョン1曲の計3曲をボーナスで加えての、01年新規リマスターでのリシュー。スリップ・ケース付で、ここではそのスリップ・ケースを載せた。ジョン・レンボーンはロンドン出身のギタリストで、何よりペンタングルでの活動で知られていると思うが、ペンタングル結成以前からすでにソリストとして活動していて、その後もジョン・レンボーン・グループやシップ・オブ・フールを経て、15年に他界するまで活動を続けたブリティッシュ・トラッド＆フォーク界の巨人。本作は、65年にUKトランスアトランティックからリリースされたファースト・アルバムで、全編レンボーンのアコースティック・ギター弾語りまたはギター・インスト・チューンが収録されていて、プロデュースはネイサン・ジョセフ。レンボーンのオリジナル弾語りも、技巧的で上手いギターが炸裂するインスト・トラッドも、全体にかなりブルース色が強く、トラッド＆フォークというよりはアコースティック・ブルース方面という印象。とは云え、ストレートなブルースではなくトラッド的なリフやフレーズ、メロディが織り交ぜられたギターは、すでに非常に上等で上手く、ともかくも流暢で流していて心地好い。ボブ・ディランにちょっと似ているぶっきらぼうなボーカルもハマっていて、ブルージーなフォーク・サウンドとして素直にカッコいい好盤と思う。
輸入盤／デッドストック入荷
(Trad&Folk/British Trad,Blues / Jewel-case CD(2001 Re-master) / Castle/UK)
John Renbourn(g,vo)
Producerd by Nathan Joseph
収録曲目
01.Judy
02.Beth's Blues
03.Song
04.Down On The Barge
05.John Henry
06.Plainsong
07.Louisiana Blues
08.Blue Bones
09.Train Tune
10.Candy Man
11.Wildest Pig In Captivity
12.National Seven
13.Motherless Children
14.Winter Is Gone
15.Noah & Rabbit
bonus track(unreleased):
16.Wildest Pig In Captivity
17.Can't Keep From Crying
18.Blues Run The Game
