韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、09年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。網目入コーティング&見開き紙ジャケ仕様、リリック・インサート入、オビ付。モーリン・アンド・ウィルソンはカナダのオンタリオ州出身のデュオ・ユニットで、70年に渡英して以後の数年間はイギリスとヨーロッパで活動していたようだ。本作は、72年にUKソヴリンからリリースされたデュオ名義唯一のアルバムで、メンバーは、ギター&ボーカルのロン・ポール・モーリンとルーク・P・ウィルソンのデュオを中心に、アコースティック・ギターの名手ジョン・ピアース(演奏にも参加)のプロデュースの下、ジャズ畑のクリス・ローレンス、スティーライ・スパンのリック・ケンプ、マシューズ・サザン・コンフォート等のピート・ウィルシャーの他、グラハム・トッド、ジョニー・ヴァン・デリック等々が曲によって適時参加。概ね、木漏れ日スワンプ・フォークと呼べるドラムレスのサウンドを展開していて、しっとりとした英国的アンバー感と、アメリカ的スワンプ/カントリー感がいい塩梅で同居している感じ。少し線が細めで強いインパクトはないが、例えばイーヴンソング辺りに近似する印象で、いわゆるジェントリーで柔らかい耳触りのボーカル&ハーモニー・コーラス、落ち着いた雰囲気の演奏、明る過ぎず暗過ぎずの楽曲が上手いマッチングを見せる。スリーヴ写真のイメージ通りの小春日和的な枯れた情感が、ともかくも流していて心地好い好盤と思う。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/デッドストック入荷
(Folk&Folk Rock/Swamp,SSW,Country / Paper-Sleeve CD(2009 Re-master) / Big Pink Music/Korea)
Ron-Paul Morin(vo,g)
Luke P.Wilson(vo,g,bjo)
John Pearse(vo,g)
Graham Todd(el-p)
Chris Laurence(ac-b)
Rick Kemp(el-b)
Pete Willsher(ps-g)
Johnny Van Derrick(fdl)
Camilla de Crespigny(vo)
Susan James(vo)
Produced by John Pearse
収録曲目
01.Mexico
02.Goodbye To Almedia
03.Walking Back Alone
04.Together Come What May
05.Town Ballad
06.Speaking Sounds Of Love
07.Don't You Know
08.Hard Luck Dreams
09.Save The Country
10.Go Back North
11.Early Morning Blues
12.Down In The Vally To Pray