USAのライト・イン・ジ・アティック・レコードから、別テイク、ライヴ等計9曲をボーナスで加えての、21年新規リマスター&デジパックでのリシュー。カレン・ダルトンは、テキサス州ボーナム生まれ、オクラホマ州イーニッド育ちのホワイト・ブルース&フォーク・シンガーで、60年代初頭にグリニッジ・ヴィレッジに移住、フレッド・ニール、ボブ・ディラン、ホーリー・モダル・ラウンダーズ等と活動した。ハスキーなしゃがれ声と独特の歌い回しからフォーク版ビリー・ホリデイと呼ばれ、69年と71年の2枚のアルバムをリリース、その後結婚して半引退状態だったが、93年にエイズの感染症で他界している。本作は、71年にUSAパラマウント/ジャスト・サンシャインからリリースされたセカンド・アルバムで、発売50周年記念盤。メンバーは、カレンとプロデュース兼任のハーヴェイ・ブルックスを軸に、エイモス・ギャレット、ダン・ハンキン、ジョン・ホール、ジョン・サイモン、ケン・ピアソン、デニス・ウィッテッド、グレッグ・トーマス、ボビー・ノトコフ、ビル・キース等々が曲によって適時参加。ザ・バンド、ポール・バターフィールド、リチャード・タッカー、パーシー・スレッジ等のカヴァーに、トラッドも織り交ぜた構成で、前作の、枯れた横ユレ調スワンプ&ブルース感を維持しつつも、けっこうキャッチーで聴きやすいアレンジで展開。その意味では、例えばザ・バンド辺りのルーツ・ミュージック感に通底する空気感で、ダラダラと酒を呑むのに非常に適している印象。まとわりつくようなアンニュイさのボーカルが、もしかしてハマるとクセになる好盤と思う。ライヴも含めたボーナス群も十分に楽しめる。
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輸入盤
(Folk&Folk Rock/Blues,Swamp,R&B/ Digi-Pack CD(2021 Re-master) / Light In The Attic/USA)
Karen Dalton(vo,12-g,bjo)
Amos Garrett(g)
Dan Hankin(g)
John Hall(g)
John Simon(p)
Richard Bell(p)
Ken Pearson(org)
Harvey Brooks(b)
Dennis Whitted(ds)
Dennis Siewell(ds)
Gregg Thomas(ds)
Bill Kieth(st-g)
Bobby Notkoff(vln)
Hart McNee(sax)
Marcus Doubleday(tp)
Robert Fritz(clnt)
Produced by Harvey Brooks
収録曲目
01.Something On Your Mind
02.When A Man Loves A Woman
03.In My Own Dream
04.Katie Cruel
05.How Sweet It Is
06.In A Station
07.Take Me
08.Same Old Man
09.One Night Of Love
10.Are Your Leaving For The Country
bonus track:
"Alternative Takes from Album Session 1970/71":
11.Something on Your Mind
12.In My Own Dream
13.Katie Cruel
"live at Beat Club Germany, April 21st 1971":
14.One Night Of Love
15.Take Me
"live at The Montreux Golden Rose Pop Festival, May 1st 1971":
16.Something On Your Mind
17.Blues On The Ceiling
18.Are Your Leaving For The Country
19.One Night Of Love