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UKのメガフォン・ミュージックから、CD+DVDの2枚組でのリシュー。クレジットは06年のままだが、最近再プレスされたものと思われる。カレン・ダルトンは、テキサス州ボーナム生まれ、オクラホマ州イーニッド育ちのホワイト・ブルース＆フォーク・シンガーで、60年代初頭にグリニッジ・ヴィレッジに移住、フレッド・ニール、ボブ・ディラン、ホーリー・モダル・ラウンダーズ等と活動した。ハスキーなしゃがれ声と独特の歌い回しからフォーク版ビリー・ホリデイと呼ばれ、69年と71年の2枚のアルバムをリリース、その後結婚して半引退状態だったが、93年にエイズの感染症で他界した。本作は、69年にUSAキャピトルからリリースされたファースト・アルバムで、オリジナルLPは6ケタを超えるコレクターズ・アイテムとしても知られる。クレジット・メンバーは、カレン、ダン・ハンキン、ハーヴェイ・ブルックス、キム・キング、ゲイリー・チェスターの5人で、プロデュースはニコラス・ヴェネット。カレンの12弦ギターまたはバンジョーの弾語りスタイルを中心に、曲によって控え目なバックが彩りを添える編成で、ゆるいアコースティック・ブルースといってしまえばそれまでだが、枯れたスワンプ色とソウルフルなボーカルがともかくも絶妙。空気がセピア色に色付くような独特のアクと雰囲気は、ちょっと酒を呑まずには居られなくなってしまうような、非常に心地好い横ユレ感を放っていて、このダメダメ感はハマるとクセになる好盤と思う。オマケのDVDは、69年～70年頃のカナダのフランス語圏のTV番組と思われ、淡々と12弦ギターで弾き語るカレンの姿が観れて、こちらも心に染み入る。NTSC/R0で普通にDVDプレイヤーで観れる。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Folk&Folk Rock/Blues,Swamp/ Jewel-case CD(2012)+DVD(NTSC/R0) / Megaphone Music/UK)
Karen Dalton(vo,12-g,bjo)
Dan Hankin(ac-g)
Harvey Brooks(b)
Kim King(el-g)
Gary Chester(per)
Produced by Nikolas Venet
収録曲目
(CD):
01.Little Bit Of Rain
02.Sweet Substitute
03.Ribbon Bow
04.I Love You More Than Words Can Say
05.In The Evening(It's So Hard To Tell Who's Going To Love You The Best)
06.Blues On The Ceiling
07.It Hurts Me Too
08.How Did The Feeling Feel To You
09.Right Wrong Or Ready
10.Down On The Street(Don't You Follow Me Down)
(DVD):
01.God Bless The Child
02.It Hurts Me Too
03.Little Bit Of Rain
04.Blues Jumped The Rabbit
