UKのルーズ・ミュージックから、見開きデジスリーヴでのリリース。コートニー・マリー・アンドリュースはアリゾナ州フェニックス出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、05年頃に15歳でギター弾語りスタイルで活動を始め、08年にファースト・アルバム「アーバン・ミス」をリリースした。09~11年にジミー・イート・ワールドにシンガーとして客演後、アメリカのインディー・チャートにアルバムがランク・インするようになり、現在はシアトルを拠点に知る人ぞ知るカントリー系シンガーとしても活動している。本作は、18年にUSAファット・ポッサム・レコードからリリースされたセヴンス・アルバムで、本盤はUK/EU盤。メンバーは、前作からのコートニー、ディロン・ワーネク、チャールズ・ウィックランダー、アレックス・サーベル、ウィリアム・マップの5人に、新たにダニエル・ウォーカーを加えた6人編成を基本に、曲によってC.C.ホワイト等が適時ゲスト参加、マーク・ハワードとコートニーの共同プロデュース。概ね、前作の延長線上にあるウエスト・コースト調のスワンピーなフォーク・ロックを基調としつつも、ゴスペル調のサザン色が加味されていて、70年代的なアメリカン・ルーツ・ミュージックのエッセンスが感じられるサウンドを展開。コートニーのボーカルを核としたバンド感と、楽曲のしつこくない郷愁感も非常にいい塩梅。この人のシンギングは、情感の発露や高音域の張り方、凛とした空気感などなど、歌の上手さではまだかなわないかも知れないがリンダ・ロンシュタットに近似する感じがあって、ともかくも流していてとても心地好い。EUプレス盤
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輸入盤
(Folk&Folk Rock/SSW,Swamp,Folk Rock,Gospel,Soul / Digi-Sleeve CD(2018) / Loose Music/UK,EU)
Courtney Marie Andrews(vo,ac-g)
Dillon Warnek(el-g)
Charles Wicklander(p,el-p,org)
Daniel Walker(org,el-p,acdn)
Alex Sabel(b)
William Mapp(ds,per)
C.C. White(vo)
Annie Jantzer(vo)
Kara Hesse(vo)
Produced by Mark Howard & Courtney Marie Andrews
収録曲目
01.May Your Kindness Remain
02.Lift The Lonely From My Heart
03.Two Cold Nights In Buffalo
04.Rough Around The Edges
05.Border
06.Took You Up
07.This House
08.Kindness Of Strangers
09.I've Hurt Worse
10.Long Road Back To You