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国内のエアー・メイルから、ヴァージョン違い等4曲(08年USAルネッサンス盤と同じ)をボーナスで加えての、12年新規24ビット・リマスター＆ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様で、インサート入。UKのエソテリックから、11年新規リマスターでのリシュー。イリュージョンは、元オリジナル・ルネッサンスのジム・マッカーティ、ジェーン・レルフ、ジョン・ホークン(ex.ストローブス,etc)、ルイス・セナモ(ex.アーマゲドン,コロシアム,スティームハマー,etc)が、76年に急逝したキース・レルフの遺志を受け継ぐ形で結成した、再編ルネッサンスとも云うべきグループ。本作は、79年にレコーディングされながらオクラ入りとなった未発表サード・アルバムで、89年に発掘音源としてCDリリースされたもの。メンバーは、ファーストから不変のマッカーティ、ジェーン、ホークン、セナモ、ジョン・キングスブリッジ、エディ・マクニール(ex.ストレンジ・デイズ)の6人編成で、プロデュースはマッカーティ(10曲目のみキース)。基本的には、しっとり感のある湿った英国の香りフォーク・ロック・プログレ路線に変更はないのだが、3～4分の楽曲が多く若干ポップ色が増していて、前2作に比べると小粒でやや物足りない印象。ところでしかし、1,3～5曲目を始めとしてそれなりに佳曲もあって、概ね爽やかかつ涼しげで流していて心地好い。全体に強いインパクトはないが演奏は安定して上手く、シンフォニック・プログレ愛好家なら問題なく楽しめるだろう、あっさりとエレガントなライト感の好盤と思う。
エアー・メイル盤／デッドストック入荷
(Progressive/Symphonic,Folk Rock,Pops / Paper-Sleeve CD(2012 24bit Re-master) / Air Mail/Japan)
Jim McCarty(vo,g,per)
Jane Relf(vo)
John Hawken(kbd)
Louis Cennamo(b)
John Kingthsbridge(g)
Eddie McNeil(ds,per,vib)
Producerd by Jim McCarty
収録曲目
01.Nights In Paris/巴里の夜
02.Walking Space/ウォーキング・スペース
03.The Man Who Loved The Trees/森を愛した男の物語
04.Getting Into Love Again/あの愛をもう一度
05.As Long As We're Together/いつまでも二人で
06.Living Above Your Head/明日の糧
07.Crossed Lines/クロスド・ライン
08.You Are The One/あなたが本命
bonus track:
09.Roads To Freedom/自由への道 (1979 version)
10.Face Of Yesterday/ファイス・オブ・イエスタディ (1979 version)
11.All The Falling Angels/オール・ザ・フォーリング・エンジェルス (alter version)
12.Slaughter On Tenth Avenue/10番街の殺人
