UKのエソテリック・レコーディングスから、74年のBBC音源8曲をボーナスで加えての、18年新規24ビット・リマスター&3面開きデジパック仕様、2枚組エクスパンデッド・エディションでのリシュー。グリーンスレイドは、元コロシアムのデイヴ・グリーンスレイドとトニー・リーヴス、元サムライ、ウェヴのデイヴ・ローソン、元キング・クリムゾン、フィールズのアンドリュー・マックローチという豪華なメンバーで72年に結成されたグループで、ある意味スーパー・バンドといってよいと思う。本作は、74年にUKワーナーからリリースされたサード・アルバムで、メンバーは、ファーストから不変のグリーンスレイド、リーヴス、ローソン、マックローチの4人を基本に、曲によってクレム・クレムソン(ex.コロシアム,ハンブル・パイ,etc)、アンディ・ロバーツ(ex.プレインソング,リヴァプール・シーン,etc)、グレアム・スミス(ex.ストリング・ドリヴィン・シング,VDG)等が適時ゲスト参加、バンドとジェレミー・アンソールの共同プロデュース。基本的には前2作の延長線上だが、全体にジャズ・ロック色が後退していて、エレガントなクラシック色と洗練されたポップ色を基調に、時折ブルース色も織り交ぜたサウンドを展開。「想像されたウエスタンのテーマ」のカヴァーも含め、概ねキャッチーながらどこかアンバーで重厚で毅然とした格調が感じられ、オルガン、エレピ、メロトロン、アープ・シンセ等々の響きが、いかにもブリティッシュ・ロック然とした雰囲気を醸し出す好盤と思う。ボーナスのBBCライヴ集も、素直に楽しめる。リーヴスは本作後カーブド・エアへ。人脈図付
輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Symphonic,Blues,Classic,Canterbury / Digi-Pack 2CD(2018 24bit Re-master) / Esoteric Recordings/UK,EU)
Dave Greenslade(kbd)
Dave Lawson(kbd,vo,sax)
Tony Reeves(b)
Andrew McCulloch(ds,per)
Clem Clempson(g)
Andy Roberts(ac-g)
Graham Smith(vln)
Produced by Greenslade & Jeremy Ensor
収録曲目
(CD One):
1.Spirit Of The Dance
2.Little Red Fry Up
3.Rainbow
4.Siam Seesaw
5.Joie De Vivre
6.Red Light
7.Melancholic Race
8.Theme For An Imaginary Western
(CD Two):
"BBC Radio One In Concert. recorded at Paris Theatre London, 7th November 1974":
1.Joie De Vivre
2.Bedside Manners Are Extra
3.Sundance
4.Red Light
5.Spirit Of The Dance
"BBC Radio One Bob Harris Session, 6th November 1974":
6.Melange
7.Melancholic Race
8.Red Light