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KENSO/An Old Warrior Shook The Sun(老兵礼讃) (2024) (ケンソー/Japan)

国内のキング/ネクサス・レコードから、SHM-CDでのリリース。ケンソー(県相/喧騒)は、74年に神奈川県立相模原高等学校の高校生だった清水義央が中心となって結成されたグループで、80年に自主制作盤としてファーストをリリース後、幾度かのメンバー変遷を経ながら現在も活動続ける日本のプログレのビッグ・ネームの1つ。本作は、24年にリリースされたアルバムで、14年の前作「内ナル声ニ回帰セヨ」以来10年振りのスタジオ作品。メンバーは、前作からの清水義央、小口健一、三枝俊治、小森啓資(ex.野獣王国,etc)の4人編成を基本に、曲によって前作に引き続きの光田健一(ex.スターダスト・レビュー,etc)と半田美和子の他、矢吹拓(ex.高円寺百景,etc)、弦一徹(ex.G-Clef)、竹本一匹などなどが適時参加。おそらく清水の人生観を投影したと思われる、1人称視点の『老いゆく自己との対話』的コンセプトを綴る作品。サウンド的には、1曲目からわりと軽快に飛ばしている感じで、エレガントさと泣きが交叉するリフやフレーズ、緩急織り交ぜたダイナミズム、流暢な畳み掛ける展開、変拍子を練り込んだ複雑なリズム・パターン等々、いかにもフュージョン・プログレ系のツボを押さえているといった印象。概ね優等生的過ぎる感じもあるが、ブライトで涼しげな音色のギターや、フレーズ的なドラム・パターンが特徴的で引っ掛かりもあって、リリカルさと華麗さを演出するキーボードや、冷静にボトムを担うベースも申し分なく上手い。全体に派手な炸裂としっとりの抒情のバランスも取れていて、恐山のイタコのサンプリングや、ゲストの女性ソプラノやヴァイオリン等のハマりもよく、バカテク・フュージョン・プログレ系の線として濃密な好盤と思う。

国内盤
(Progressive/Crossover,Fusion,Symphonic / Jewel-case CD(2024) / King/Nexus Records/Japan)

KENSO/An Old Warrior Shook The Sun(老兵礼讃) (2024) (ケンソー/Japan)

価格:

3,300円 (税込)

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KENSO/An Old Warrior Shook The Sun(老兵礼讃) (2024) (ケンソー/Japan)

Yoshihisa Shimizu/清水義央(g)
Kenichi Oguchi/小口健一(kbd)
Shunji Saegusa/三枝俊治(b)
Keisuke Komori/小森啓資(ds)
Taku Yabuki/矢吹拓(p,kbd)
Kenichi Mitsuda/光田健一(p)
Gen Ittetsu/弦一徹(vln)
Ippiqui Takemoto/竹本一匹(per)
miwako/半田美和子(vo)

Produced by Unknown


収録曲目
01.私の人生には・・・
02.時にはラテン脳の俘囚に
03.拝啓、アイリッシュエアー様
04.荒漠たる賽の河原にて
05.龍の舞
06.それだから今は楽しく
07.逃げ去った自分の魂を追いかけるが如く空を掴んでいる
08.内部に居る人が天鵞絨症に見える理由
09.氷島
10.決してサヨナラではなく
11.Still A Boy In Solitude

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