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USAのライオン・プロダクションから、前身バンドのファッション・ピンクの71年の未発表SWFラジオ・セッション音源3曲をボーナスで加えてのリシュー。ブレインストームは南西ドイツのバーデン・バーデン出身のグループで、ローランド・シェイファー(ex.グルグル,エンブリオ,etc)やエディ・フォン・オーヴェルハイトが中心となって69年に結成されたファッション・ピンクを母体として、ぼぼ同じメンバーで72年にブレインストームに改名した。本作は、72年にドイツのシュピーゲライからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーはシェイファー、オーヴェルハイト、ライナー・ボーデンショーン、ヨアヒム・コインザーの4人編成、ボーナスのファッション・ピンクはこの4人にハロルド・ワーグナーを加えた5人編成。概ね、かなりバカテクなジャズ・ロック系サウンドを展開していて、『ジョン・コルトレーンやファラオ・サンダースに影響を受けてファッション・ピンクを結成し、フランク・ザッパ色が加味されてブレインストームとなった』とのシェイファーの言葉通り、キレのよいオルガンと管楽器、ドカスカのリズム隊を中心とした演奏とサイケ感は、例えばナイン・デイズ・ワンダーのファースト辺りにも近似する印象。炸裂のある演奏と濃密なアレンジは素直にカッコよく、特に疾走する1,2曲目や、4,6曲目の8分と15分を超える2つの組曲は圧巻で、ともかくも非常に引き締まっていて上等。この端正さにはルーズなクラウト感は薄いが、ブリティッシュ的ヘヴィネスとジャーマン・サイケ的B級感が見事なマッチングを見せていて、スリーヴは頂けないが文句なしの好盤と思う。カッコよし！。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Progressive /Jazz Rock,Psyche /Jewel-case CD(2009) / Lion Productions/USA)
Roland Schaeffer(sax,clnt,g,vo)
Eddy Von Overheidt(kbd,vo)
Rainer Bodensohn(fl,b)
Joachim Koinzer(ds,per)
Harold Wagner(b)bonus
Produced by Brainstorm
収録曲目
01.Das Schwein Trugt
02.Zwick Zwick
03.Watch Time Flow By
04.Bosco Biati Weib Alles:
a)Bosco Biati
b)Weib
c)Alles
05.Snakeskin Tango
06.Smile A While:
a)Intro
b)Brainstorm
c)These
d)Antithese
e)Morining Tune
f)Smile A While
07.You Are What's Gonna Make It Last
08.Don't Forget
bonus track(1971 radio session):
09.Thesen & Antithesen
10.Einzug Der Elefanten
11.You Knock Me Out
