UKのLTM/ブティックから、76年と77年の未発表ライヴ音源10曲をボーナスで加えての、11年新規リマスター&2枚組でのリシュー。バース・コントロールは、ジ・アールズとザ・ゲンツという2つのバンドが合体する形で66年にベルリンで結成されたグループで、サイケ、プログレ、ハード・ロック折衷の初期、プログレ色の強い中期、ハード・ロックにシフトした後期とサウンドに変遷を見せながら83年に解散。その後94年に再編して現在も活動を続ける、ジャーマン/クラウト・ロックのビッグ・ネームの1つ。本作は、76年にドイツのブレインからリリースされたセクス・アルバムで、「裏口の可能性」と題されたSF的トータル・コンセプト作品。メンバーは、ベルント・ノスケ、ブルーノ・フレンツェル、ツェウス・ヘルト、ペーター・フェラーの4人編成で、プロデュースはデヴィッド・ヒッチコック。『4月初めの或る晴れた日、ストライヴァー氏は何を思ったのか玄関ではなく裏口から旅に出る。すると現実の自分とは異なる、もう1人の内なる自分が現れて、ストライヴァー氏は世にも不思議な旅を体験する』というストーリーを、適度にキャッチーでプログレ然とした楽曲と、複雑で畳み掛けるアレンジ、かなりバカテクで勢いのよい演奏で展開。全体にわりと典型的なバカテク・ヘヴィ・シンフォニック・サウンドで、濃密で炸裂感十分の演奏と派手でドラマティックな楽曲が、いかにもクラウトなB級感満点のセンスに収束する好盤と思う。ボーナスのライヴ音源は、ディスク1の13~15曲目が77年のドイツのコルバッハ、ディスク2全曲が76年のケルンで、どちらも文句なしの濃密さでカッコよかった。EUプレス盤
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Heavy Symphonic / Jewel-case 2CD(2011 Re-master) / LTM,Boutique/UK,EU)
Bernd Noske(vo,ds,per)
Bruno Frenzel(g,vo)
Zeus B.Held(kbd,sax,vo)
Peter Foller(b,vo)
Produced by David Hitchcock
収録曲目
(Disc1):
"Backdoor Possibilities (1976/6th)":
One First of April:
01.Prologue
02.Physical and Mental Short Circuit
03.Subterranean Escape
Beedeepees:
04.Film Of Life
05.Childhood Flash-Back
06.Legal Labyrinth
07.Futile Prayer
La Ciguena De Zaragoza:
08.The Farrockaway Ropedancer
09.Le Moineau de Paris
10.Cha Cha D’Amour
11.Behind Grey Walls
12.No Time To Die
bonus track(1977 Unreleased Live):
13.Meta Ventilator
14.Gamma Ray
15.Long Tall Sally
(Disc2):
"Live at Sartory Saal, Cologne 24.9.1976":
01.Plastic People
02.One First of April
03.BeeDeePees: Backdoor Possibilitie
04.My Mind
05.La Ciguena De Zaragoza
06.Behind Grey Walls
07.Keyboard Solo/No Time To Die/Guitar Solo