ドイツのテンパス・フュジットから、77年~78年のエンハンスト映像トラック含む未発表ライヴ音源&映像3曲をボーナスで加えての、10年新規リマスターでのリシュー。新規リマスターで音質がよくなっている。エニワンズ・ドーターはシュトゥットガルト出身のグループで、本作は79年にドイツのブレインからリリースされたファースト・アルバム。メンバーは、ハラルド・バレス、ウヴェ・カルパ、マティアス・ウルマー、コノ・コノピクの4人編成で、ヴェルナー・バウアーとバンドの共同プロデュース。ジェネシス直系のメロディアスな抒情性と、イエスやU.K.のテクニカルな変拍子展開をミックスさせたようなシンフォニック・プログレを展開していて、エレガントで洗練されたサウンドはドイツのバンドにはわりと珍しいタイプ。嫌味なくキャッチーで哀愁もある楽曲、プログレ然とした畳み掛けるアレンジ、ジェントリーなボーカル、メロウだが速弾きもあるギター、洪水系とリズム・リフを使い分けるキーボード、メロディアスなベース、手数の多いドラム、どこを取ってもある意味典型的なシンフォニック・プログレというか、優等生的な好サンプルの塊。英詞ということもあってドイツ臭さはほとんど感じられず、ともかくも楽曲とアレンジが上等で聴きやすく、演奏も上手くて雰囲気もよい好盤と思う。ボーナスは、77年のライヴ音源2曲と78年のスタジオ・ライヴ映像1曲で、どちらも素直にカッコよかった。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Symphonic / Jewel-case CD(2010 Re-master) / Tempus Fugit/German)
Harald Bareth(vo,b)
Uwe Karpa(g,12-g)
Matthias Ulmer(p,el-p,syn,org,vo)
Kono Konopik(ds)
Produced by Werner Bauer & Anyone's Daughter
収録曲目
01.Adonis Part I: Come Away
02.Adonis Part II: The Disguise
03.Adonis Part III: Adonis
04.Adonis Part IV: The Epitaph
05.Blue House
06.Sally
07.Anyone's Daughter
bonus track:
08.The Taker (Live in Schorndorf 1977)
09.The Warship (Live in Schorndorf 1977)
10.Adonis Part I: Come Away (Video: Studio Zuckerfabrik 1978)