USAのモダン・ハーモニック/ヴァーヴ・フォレキャストから、3面開きデジスリーヴでのリシュー。ジョン・ベルベリアンはニュー・ヨーク出身のアラブ系アメリカ人で、当時その筋では著名なオウド奏者だったらしい。本作は、69年にUSAヴァーヴ/フォレキャストからリリースされたセカンド・アルバムで、ジョン・ベルベリアン&ザ・ミドル・イースタン・アンサンブル名義でのリリース。メンバーは、ベルベリアン、ジョー・ベック(ex.サビーカス,ホワイト・エレファント,etc)、エド・ブランドン、スーレン・バロニアン、チェット・アムステルダム、ビル・ラヴォルニャ、ボブ・タシヤン、スティーヴ・プミリアンの8人編成、ピーター・スパルゴとHH.コーエンの共同プロデュース。ベルベリアンのオウドを核に、ギター、ダンベグ、管楽器、ベース、ドラム、パーカス等が妖しく交叉する、インプロを軸としたアラビック色の強いサウンドを展開。スケールや楽曲はアラビック基調だが、ジャズ&ジャズ・ロック要素の織り込み加減が絶妙というか、ヒップなモンド感とドラッギーなサイケ感十分で、バンドが一体となってインプロで盛り上がる演奏はともかくもカッコいい。全体にリズムのハマりがとてもよく、グルーヴィーな疾走感が終始担保されていて、オウドとリード・ギターのバトルや、リズム・ギターのザクザクとした切れ味のよさ、クラリネット&サックスのエキゾティックさ、リズム隊のノリのよさは申し分なく満点の印象。空気の色と時間の流れが変わる、アラビック・サイケ・ジャズ・ロックの大好盤と思う。カッコよし!。
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輸入盤
(Psyche/Arabic,Jazz Rock,Art Rock / Digi-Sleeve CD(2021) / Modern Harmonic/Verve Forecast/USA)
John Berberian(oud)
Joe Beck(g)
Ed Brandon(g)
Souren Baronian(clnt,sax,zills)
Chet Amsterdam(b)
Bill LaVorgna(ds)
Bob Tashjian(per,vo)
Steve Pumilian(dumbeg)
Art Direction: Sid Maurer
Produced by Peter Spargo & H.H. Cowen
収録曲目
1.The Oud & The Fuzz (4/4)
2.Tranquility (6/8)
3.Chem-oo-Chem (6/8)
4.Iron Maiden (2/4)
5.Flying Hye (9/8)
6.3/8+5/8=8/8
7.The Magic Ground (2/4)