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UKのアクシスから、表記はないがアルバム未収シングルや未発表音源等10曲をボーナスで加えての、10年新規リマスターでのリシュー。ザ・チャーチルズはテル・アビブ出身のグループで、マイク・ガブリエロフやハイム・ロマノが中心となって65年に結成されている。イスラエルの最も著名なロック・グループの1つで、当時比較的平和というか安全が保たれていたラムラを拠点として活動したようだ。ジェリコ・ジョーンズの前身バンドとしても知られていると思う。本作は、68年にイスラエルのヘド・アルジィからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーはスタン・ソロモン、ハイム・ロマノ、ロブ・ハックスリー、マイク・ガブリエロフ、エミー・トリビッヒの5人編成。何曲かは、『ア・ウーマンズ・ケース』とうい映画のサントラにも使われたようだが、基本的にはハードなサイケ・ビートというかガレージ・サイケ・サウンドを展開していて、英詞ボーカルも含めたブリティッシュ的で勢いのよいハードな演奏と、アラビック・テイストを交えたB級感満点の楽曲が上手いマッチングを見せる。ブルースを基調としながらも時折妖しいアラビック音階も交え、曲によってはかなり弾きまくるファズ・ギターと、わりとクッキリしたハイテンションなシャウト・ボーカルを中心に、メロディアスなベースとドカスカのドラムによるリズム隊のドライヴ感も申し分なく、ともかくも演奏はわりと素直にカッコいい。68年という時代を考えると、非常に出来のよいハード・サイケ・アルバムで、サイケ＆ハード愛好家なら素直に楽しめるだろう好盤と思う。前述の通り、この後ジェリコ・ジョーンズにグループ名を変えて、2枚のアルバムをリリースする。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Psyche/Hard,Garage,Blues / Jewel-case CD(2010 Re-master) / Axis/UK)
Stan Solomon(vo)
Haim Romano(g,mdln,vo)
Rob Huxley(g,vo)
Mike Gabriellov(b,vo)
Amy Triebitch(ds)
Producerd by Stan Solomon
収録曲目
01.Open Up Your Eyes
02.Song From The Sea
03.Pictures In My Mind
04.Comics
05.When You're Gone
06.Strangulation
07.Straight People
08.Subsequent Final
09.So Alone Today
10.Debka
bonus track:
11.Living Loving Maid (She's Just A Woman)
12.I Can Hear You Calling Me
13.She's A Woman
14.Sunshine Man
15.Too Much In Love To Hear
16.Talk To Me
17.I Love You Baby
18.Tripping Through The Light
19.Tripping Through The Light (Version 2)
20.Organ Jam
