国内のオールデイズ・レコードから、ボーナス1曲を加えての、限定ペーパースリーヴでのリシュー。オールデイズが台湾のワンス・モア・ミュージック盤CDに国内製作紙ジャケ/オビ・解説を付けた変則国内盤。オルガニザツィオーン(オーガニゼイション)は、デュッセルドルフ音楽院の学生だったラルフ・フッターとフローリアン・シュナイダーが中心となって68年に結成されたグループで、何よりその後クラフトヴェルク(クラフトワーク)に発展したことで知られていると思う。本作は、70年にUKのRCAからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーはフッター、シュナイダー、バージル・ハンモウディ、ブッチュ・ハウフ、フレート・メーニクスの5人編成、コニー・プランクとバンドの共同プロデュース。オルガンとドラムを骨格としたドローン空間に、ベル、トライアングル、タンバリン、シェイキー・チューブ等々の金物チャイムス、グロッケンシュピール、フルート、ヴァイオリン、コンガやボンゴ等のパーカス群が、自由に出入りしながらインプロヴィゼイションで盛り上がっていく、ある意味展型的なクラウト・サイケ調サウンドを展開。そのままクラフトワークのファーストやセカンドに繋がっていくサウンドで、これを実験音楽と呼べないことはないが、小難しさやエクスペリメンタルなシリアスさはあまり感じられず、ユーモラスで可愛らしいカオティック・ドローン・インプロといった印象。ある意味正しくサイケなクラウト・ロック系の好盤と思う。本作レコーディング後、フッターとシュナイダーはすでに並行して活動していたクラフトヴェルクへと移行、ハンモウディはイブリス、ハウフはザ・ジョーカーズへ。
オールデイズ盤/台湾プレス(Taiwan-pressing CD)
(Psyche/Experimental,Progressive,Kraut Rock / Paper-Sleeve CD(2026) / Oldies Records/Japan,Taiwan)

Ralf Hutter(org)
Florian Schneider(fl,chimes,vln)
Basil Hammoudi(glocken,per,musical-box,vo)
Butch Hauf(b,g,per)
Fred Monicks(ds,per)
Produced by Conrad Plank, Organisation
収録曲目
1.Tone Float
2.Milk Rock
3.Silver Forest
4.Ryythm Salad
5.Noitasinwaqagro
bonus track:
Cuica(Paul Nero Sounds)



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