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メキシコ／フランスのアサフラン・メディア／ムゼアから、見開きデジスリーヴでのリリース。グレコ・バスティアンはメキシコのアカプルコ出身のコンポーザー兼キーボーティストで、コバルト・シルクスでの活動後コンポーザーに転じた。本作は、22年にリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは作曲、PC、ピアノ＆キーボードのバスティアンを核に、ホセ・ルイス・ベラスコ、ピエール・フェルフルーセム(ex.X・レッグド・サリー,etc)、サーモ・サラモン、エメット・エルヴィン(ex.ナイフワールド,etc)、マット・レボフスキー(ex.マリスコン,etc)、ヴァンサン・シコ・ヴァンタロン(ex.スケルズー,etc)、ジャン・リュック・プルーヴィエ(ex.ユニヴェル・ゼロ,etc)、ジョン・バファス、吉田達也(ex.是巨人,ルインズ,高円寺百景、etc)、小埜涼子(ex.リョーケストラ,etc)、パトリック白石(ex.コリマ,etc)、ヘラルド・ラムロプ等々が曲によって適時参加。バスティアン本人が、マグマ、高円寺百景、プレザン、フランク・ザッパ、キング・クリムゾン辺りの影響を公言していて、ほぼそれらの要素はゴッタ煮となったバカテク＆高速RIO系チェンバー・ロックを展開。例えば、息もつかせぬ高速変拍子パッセージの目眩く連続は是巨人やルインズ、重厚なズール感はマグマやユニヴェル・ゼロ、チェンバー・ロック調ギスギス感はプレザンやキンクリ、ハミ出し感十分の妙なメロディ、リフ、フレーズはザッパ方面で、そこにジェントル・ジャイアント的ポリリズムや複雑さもいっちょかみさせた印象。全体が一体となって疾走するアンサンブルは、バカじゃないの的バカテクさも含めて素直にカッコよく、この線としてはともかくも圧巻の好盤と思う。
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輸入盤
(Psyche/Avant-Garde,Chamber Rock,RIO,Progressive / Digi-Sleeve CD(2022) / Azafran Media,Musea/Mexico,France)
Greco Bastian(compose,p,kbd,VST-effects)
Jose Luis Velasco(el-g,b)
Pierre Vervloesem(el-g)
Samo Salamon(el-g)
Emmett Elvin(el-g,b)
Hey Figueroa(b)
Matt Lebofsky(b)
Vincent Sicot-Vantalon(p,kbd)
Jean-Luc Plouvier(prepared-p)
Armando Lagarda(ds)
Jon Bafus(ds)
Tatsuya Yoshida(ds)
Gerardo Ramlop(xyl)
Edson Santana Reyna(charango,ac-g)
Ryoko Ono(sax)
Patrick Shiroishi(sax)
Produced by Unknown
収録曲目
1.Proteo Revampirizado
2.Zidane Racist
3.Zeuhlito Lindo
4.Oniontown
5.Aclowntrenos
6.My First Metal Swing Set
7.D.A.S.
8.Don't Open Till Christmas
9.Exit Filming For A Muse
