UKのReRメガコープから、デジパックでのリリース。バイオタは、コロラド州フォート・コリンズ出身のグループで、地元のラジオでも活動していた科学者兼ミュージシャンのマーク・ダービーシャーと、エレクトロニクス奏者兼エンジニアのウィリアム・シャープが中心となって78年頃に結成した、ニーモニスト・オーケストラ(MM)を母体としている。79年にMM名義で「ニーモニスト・オーケストラ」をシャープがエンジニアを務めるディス・スタジオから自主制作リリース、80年以降はニーモニスツに改名して前衛映像芸術集団としても活動、82年に音楽活動専門グループとしてバイオタが発足&分派した。84年以降はReRレーベルと契約、アメリカのRIO系の重要なバンド&拠点の1つともなった。本作は、25年にリリースされた、バイオタ名義おそらく15枚目のアルバムで、19年の前作「カウンターバランス」から6年振りの作品。クレジット・メンバーは、シャープ、ランディ・ミオトケ、ゴードン・ウィットロウ、カール・パロウチェク、チャールズ・オメーラ、トム・カツィンパリス、スティーブ・スコルベ、マーク・ピアセル、ラリー・ウィルソン、ランディ・イェイツ、デビッド・ゼクマン、クリスティアンヌ・ゲイル、マーク・ロゾフ、ジェームズ・ガードナーの総勢14人、バンドのセルフ・プロデュース。概ね、国籍不明のフォーク&民族音楽とクラシカルな室内楽的要素をモチーフとした、チェンバー・ミュージック調アンサンブルに、エレクトロニクスやフィールド・レコーディングを絡めた、エレクトロ・アコースティック方面のサウンドを展開。ドローン調の涼やかな室内楽的パートと、初期ヘンリー・カウ調のチェンバー・ロック的パートが交叉しながら、全体として淡くアンバーな情感に収束する様は見事。かなりの好盤と思う。
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輸入盤
(Psyche/Chamber Rock,Experimental,Electronics / Digi-Pack CD(2025) / ReR Megacorp/UK)

William Sharp(electronics,effects,engineering)
Randy Miotke(el-p,tp,syn,per,engineering)
Gordon Whitlow(org,acdn,effects)
Karl Paloucek(p,fr-hrn,metal-pipes)
Charles O'Meara(p)
Tom Katsimpalis(el-g,ac-g,12-g,hmca,syn,ektara)
Steve Scholbe(ac-g,rubab)
Mark Piersel(ac-g,b,effects)
Larry Wilson(ds,tabla,per)
Randy Yeates(biomellodrone-kbd,electronics)
David Zekman(vln,processed-bowed)
Kristianne Gale(voice,strumstick)
Mark Rosoff(fl)
Composed & Arranged by James Gardner
Painting & Sleeve Designed by Mnemonists
Produced by Biota
収録曲目
01.Gravel Road To Secrecy
02.Method
03.By The Way
04.The Sheep Under The Snow
05.Bushes And Briars
06.Below The Valley Of Late
07.New Air
08.Land Of Dust And Rain
09.Take Heart My Crows
10.Little Water
11.Rest
12.Leaving To Stay Here
13.Back On A Level Place
14.To A House With Rose Windows
15.Situated
16.On River
17.Suspended Intention
18.Fallen Away
19.Cartography
20.Distance
21.Spyglass
22.Brightening Air
23.Laurel Song
24.Second First Thing
25.Sparrow
26.Come All Ye Fair & Tender Ladies



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