UKのロケット・レコーディングスから、限定ペーパースリーヴでのリリース。エンボス&ホログラム&見開き紙ジャケ仕様。ザ・ユートピア・ストロングは、カヴース・トラビ(ex.モンスーン・バスーン(ファゴット),カーディアックス,ナイフワールド,ゴング,etc)、マイケル・ヨーク(ex.コイル,ゼフィラス,レッド・ドッグ・グリーン・ドッグ,etc)、スティーヴ・デイヴィス(ex.マッチルーム・モブ,etc)の3人が、18年にグラストンベリーで新たに結成したユニットで、プログレ畑のマルチ奏者、バグパイプ&管楽器奏者、元スヌーカー(プロのビリヤード選手)という面白い組合せのグループ。本作は、19年にリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、前述のトラビ、ヨーク、デイヴィスのトリオ編成を基本に、「ムーン・チャイルド」にキャサリン・ブレイク(ex.メディエバル・ベイブス,フロム・ザ・ディープ,etc)がゲスト参加。ギター、ハーモニウム、バグパイプ、ドゥドゥク(アルメニアのダブルリード木管)、シーケンサーも兼ねるモジュラー・シンセ、パーカス等々を適時絡めた、ハウスやミニマル、ドローン、プログレ色内包のエレクトロニクス・サウンドを展開。スペイシー&アブストラクトなノイズ・フラグメントの遇らい方が上手く、リズム・パターンやパルスのスタッターも洗練されていて、わりとゆったりしたインプロ基調のアンサンブルが、いつの間にかメディテーショナルなサウンドスケープへと収束していく感じは非常に見事。時折聴こえるゴング的グリッサンド・ギターや、タンジェリン・ドリーム的プログレ感のハマりも上々で、キャサリンのウィスパー調ボーカルも嫌味なく溶け込んでいて、正しくサイケで優れて瞑想的な好盤と思う。
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輸入盤
(Psyche/Electronics,Drone,Minimal / Paper-Sleeve CD(2019) / Rocket Recordings/UK)
Kavus Torabi(g,b,hnum,voice,etc)
Michael York(syn,per,duduk,pipes,etc)
Steve Davis(syn,etc)
Katharine Blake(vo)
Produced by Unknown
収録曲目
1.Emerald Tablet
2.Konta Chorus
3.Swimmer
4.Uniquiet Boundary
5.Transition To The Afterlife
6.Pickman's Model
7.Brainsurgeons 3
8.Do You Believe In Two Gods
9.Moonchild